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被災地に小型バスの移動交番

2月27日 13時1分

被災地に小型バスの移動交番
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東日本大震災の津波で警察の駐在所が流された、岩手県釜石市と大槌町の2つの地区に、小型のバスを使った臨時の移動交番が導入されました。

釜石市の鵜住居地区と大槌町の吉里吉里地区では、警察官が住み込みで勤務する駐在所が津波で流されました。
このため、別の地区から警察官が来てパトロールなどを行っていましたが、住民からの要望を受けて、小型のバスを使った臨時の移動交番が導入され、吉里吉里地区では住民も参加して開始式が行われました。
この移動交番は、地元の警察官と全国から応援に来た警察官が協力して、平日の午前10時から午後4時までの間、毎日決まった場所にバスを止め、市民からの相談に応じるほか、地域のパトロールなどに当たるということです。
近くの中学校の校長は、「こうして近くに警察官がいてくれると、子供たちも安心して登下校できるので、本当に助かります」と話していました。
また、警視庁から応援に来ている岩手県出身の中平和元巡査部長は「私の親戚も被災したので、みずから希望して来ました。市民の皆様に寄り添って相談などを行っていきたい」と話していました。