連合の会長を務めた鷲尾悦也さんが、26日、東京都内の自宅のマンションで亡くなっていたことが分かりました。
73歳でした。
警視庁によりますと、26日午後3時すぎ、鷲尾さんと連絡が取れないことを不審に思った秘書が、東京・港区東新橋の鷲尾さんのマンションを家族とともに訪ねたところ、鷲尾さんが倒れていたということで、警視庁は詳しい死因を調べています。
鷲尾さんは東京都出身で、東京大学を卒業後、昭和38年に当時の八幡製鉄、今の新日鉄に入りました。
新日鉄労連の書記長や鉄鋼労連の委員長などを経て、平成9年から2期4年にわたって連合の会長を務め、在任中は、相次ぐ金融機関の経営破綻で悪化した雇用情勢を回復させるために尽力しました。
また、平成21年の春の叙勲では「旭日大綬章」を受章しました。
おととし5月からは、東京・清瀬市にある日本社会事業大学の理事長を務め、週2回から3回、大学に出勤していたということですが、大学によりますと、体調を崩したといった連絡もなく、27日も出勤する予定だったということです。
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