26日午後8時45分ごろ、北海道のJR石勝線・東追分(安平町)-川端(由仁町)間を走行中の札幌発釧路行き特急列車「スーパーおおぞら13号」(6両編成、乗客307人)で、5号車の乗客から車掌に「天井の換気口から白い煙が出ている」と申告があった。運転士が緊急停止して点検したが、エンジンに異常はなく、換気扇を止めると煙は収まった。けが人はなかった。列車は川端駅から先を運休とし、乗客を代替バスで輸送する。
JR北海道によると煙が発生したのは追分駅(安平町)を出発した5分後。他の車両に異常はなく、5号車の乗客全員が避難した。ディーゼルエンジンに使う軽油を燃やした排気が外部から換気ダクトに入って車内に流れた可能性があるとみて調べている。【田中裕之】
毎日新聞 2012年2月27日 北海道朝刊