02/27 12:07 更新
車を盗んだ疑いで逮捕された福岡市消防局の救急隊員の男が、飲酒運転をしていたとみられることを受けて、福岡市の高島市長は27日朝、市職員に再発防止を呼びかけるびらを配付しました。登庁する市職員1人1人に手渡されたびらには、飲酒運転の再発防止に向けた高島市長からのメッセージが書かれています。高島市長は「(職員に対し)上司の真剣度、市役所の真剣度を直接示そうということで」と話していました。車を盗んだ容疑で26日送検された福岡市消防局中央消防署の救急隊員、藤健二郎容疑者(21)は、逮捕当時に吐いた息から基準値を超えるアルコールが検出されていて、警察は飲酒運転の疑いでも捜査しています。一方、藤容疑者が所属する市消防局では、谷口芳満消防局長がおよそ140人の職員に、「もう一度原点に返って、これまで以上に地道な取り組みが必要」と訓示しました。福岡市は27日「お酒の飲み方チェックリスト」に職員全員が記入するなど、改めて再発防止に向けた取り組みを行うということです。