NHK茨城県のニュース　水戸放送局

• 
• 

東海第二廃炉求め人間の鎖

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、茨城県東海村では東海第二原子力発電所の廃炉を求める市民グループなどが、原発の敷地前で手をつないで廃炉を求める活動を行いました。
２６日の活動には、東海第二原発の廃炉を求める署名活動を行っている茨城県内外の市民グループを中心に、農家や労働組合の代表など、主催者側の発表でおよそ７００人が参加しました。
東海第二原発近くの公園で開かれた集会で実行委員長をつとめる東海村の相沢一正村議会議員は「東海第二原発の再開に向けた動きはいまも進んでいる。２６日の活動をきっかけに運転再開反対、廃炉に向けた動きを作りだそう」と訴えました。
続いて参加者たちは原発の敷地前で手をつないで数百メートルわたる「人間の鎖」をつくり、「危険な原発はいらない」などと訴えました。
東海第二原発は去年３月の震災で自動停止し、その後、ことし８月上旬までの予定で定期検査を行っていますが、参加者たちは、原発が運転開始から３４年と老朽化している上人口密集地に立地しているとして廃炉にするよう求めています。
参加者たちは「福島第一原発の事故で原発は人間に制御できないと分かったので、廃炉にしてほしい」とか「子どもたちの安全な未来のために茨城から原発をなくしたい」などと話していました。

02月26日　17時43分

•