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大学生仕送り額 7万円下回る

2月27日 5時43分

大学生仕送り額 7万円下回る
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厳しい経済状況が続くなか、アパートなどで1人で暮らす大学生への1か月当たりの仕送りの平均金額が、およそ30年ぶりに7万円を下回ったことが大学の生協の調べで分かりました。

この調査は、全国大学生活協同組合連合会が去年10月から11月にかけて行ったもので、全国の国公立と私立、合わせて28校のおよそ8500人から回答を得ました。
それによりますと、アパートなどで1人暮らしをする大学生の仕送りの平均金額は、1か月当たり6万9780円で、前の年に比べて1500円余り少なくなりました。
仕送り額は5年連続で減少し、昭和57年以来、29年ぶりに7万円を下回ったほか、10人に1人が仕送りを「全くもらっていない」と答えました。
仕送り額が減るなか、大学生の支出も減っていて、住居費が5万3020円、食費が2万2590円と、いずれも前の年を下回り、食費は昭和51年とほぼ同じ水準となっています。
全国大学生活協同組合連合会は「厳しい経済状況が続いて、仕送りが減るなか、大学生の3人に2人は食費を節約したいと答えるなど倹約意識も強まっている」と話しています。