沖縄市で米軍機騒音苦情が倍増

2012年2月26日 09時24分
(16時間6分前に更新)

 【沖縄】沖縄市基地対策課のまとめで、米軍機の騒音に対する市民からの2011年度の苦情がことし1月末時点で、昨年度比約2倍の79件寄せられていることが24日、分かった。過去4年に比べても、約2~4・4倍増。同課は「嘉手納基地だけでなく、普天間飛行場を離陸する固定翼機やヘリの空路地域でも苦情が増えている」として、騒音被害が市全体に広がっているとしている。

 同課によると、本年度は1月末までに市の宮里、安慶田などの中部地区が最も多く33件、次いで比屋根、泡瀬など東部地区21件、嘉手納基地に隣接する諸見里、山里などの西部地区14件、登川、池原などの北部地区11件となった。昨年度は全体で40件だった。苦情の内容は、騒音がうるさくて「眠れない」や「テレビの音が聞こえない」など。同課では、沖縄防衛局や米軍に苦情内容を報告している。

 普天間の騒音が東部にも広がっているとして、騒音測定器1台を新たに設置する。

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