02/26 18:49 更新
マツクイムシによる大量の松枯れ被害に苦しむ福岡市の奈多海岸で、26日、マツの苗木を植える植樹祭が行われました。植樹には、自分たちの手で松林を守ろうと、地元の人たちをはじめおよそ300人が集まりました。用意されたのは、マツクイムシに強い品種「スーパークロマツ」の苗木2600本で、参加者たちが1本1本植えていきました。福岡市東区の奈多海岸はマツクイムシの被害が深刻で、急速に大量のマツが枯れ、松林が失われています。主催した奈多植林会では、1997年から延べ2万本を植えてきたということです。参加した人たちは江戸時代から続いてきた美しい松林を取り戻そうと、松がしっかり根付くよう丁寧に植えつけていました。