九州電力の玄海原子力発電所を抱える佐賀県で26日、原発の再稼働に反対する「さようなら原発九州総決起集会」が開かれた。会場になった佐賀市の公園には、九州各地の市民団体や労働組合のメンバーら約2100人(主催者発表)が集まった。
原水爆禁止九州ブロック連絡会議などが主催。集会では、「脱原発」への政策転換を求める署名を全国で集めているルポライターの鎌田慧さんが「原発ほど非合理、非倫理的なものはない。再稼働の動きを許してはならない」と訴えた。
参加者は玄海原発のプルサーマルや川内原発(鹿児島県)の増設計画に反対するシュプレヒコールをあげ、玄海原発再稼働を巡る「やらせメール」問題の舞台になった九電佐賀支社前などをデモ行進した。