※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

“パルコを子会社化”方針固める

2月24日 14時7分

“パルコを子会社化”方針固める
K10032579811_1202241410_1202241411

「大丸」と「松坂屋」を傘下に持つ「J.フロントリテイリング」はファッションビルを展開する「パルコ」の株式のおよそ33%を取得するとともに、さらに株式を買い増してパルコを子会社化することを目指す方針を固めました。

関係者によりますと、J.フロントリテイリングは、パルコの筆頭株主でおよそ33%の株式を保有する「森トラスト」からおよそ300億円ですべての株式を買い取る方針を固めました。
さらに「日本政策投資銀行」が保有する将来株式に換えることもできるパルコの転換社債を取得することなどを検討しています。
こうした対応を取ることで、今後、過半数の株式を取得し、パルコを子会社化することを目指すとしています。
パルコは主に若者向けの衣料品などを扱うファッションビルを全国に展開しており、J.フロントリテイリングではデパート以外の業態を取り込んで、新たな顧客の開拓を進めたい考えです。
パルコを巡っては、流通大手の「イオン」も株式の12%を保有し、業務面での提携に向けた話し合いを進めており、今回のデパートによる買収計画によってイオンとの関係にどのような影響を及ぼすのか注目されます。