ラッパー宇多丸が「AKB」ドキュメントを絶賛 これは「戦場だ」「バトルロワイヤルだ」「臨界点だ」
J-CASTニュース 2月21日(火)19時32分配信
ラッパーで映画評論家の宇多丸さん(42)が上映中のアイドルグループ「AKB48」のドキュメンタリーを絶賛しているとネットで話題になっている。
宇多丸さんといえばライバル「モーニング娘。」オタクとしても知られ、「AKB」のファンではないし、楽曲も批判の対象にしている。それが上映中の映画は日本のアイドル史に残る「金字塔」だから是非観て欲しいと訴えているのだ。
■映画を観た娘はAKBに入ると言わなくなった
宇多丸さんがパーソナリティーを勤めるTBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で、現在上映中の映画「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」を2012年2月19日に取り上げた。「AKB48」のファンだからといって、お気軽な気持ちで観ると顔面蒼白になってしまう。
「AKBに入りたいと騒ぐ娘を連れて行った父親がいたが、娘は見終わったとたんAKBに入りたいと一切言わなくなった」
という逸話もあるという。
宇多丸さんによれば、この映画はこれまでのアイドル界では決して見せなかった、アイドルの業、宿命がふんだんに盛り込まれている。
「残酷ショーそのもの。戦場だ。これ以上やってしまうと、エンターテインメントとして成立しなくなるギリギリだ!」
と声を張り上げる。きらびやかなステージの裏に隠された、ベニヤ板が剥き出しになった舞台裏を見せられる。11年6月に行われた人気投票「選抜総選挙」で、昨年1位だった大島優子さんを破り、前田敦子さんが1位に返り咲いた。テレビや舞台ではにこやかに祝福した大島さんだったが、映画では舞台を降りた大島さんが「ドロドロに溶けたようになり泣いていた」。
西武ドームのコンサートでは、舞台裏でメンバーが暑さと疲労でバタバタと倒れていく。前田さんが過呼吸になりのたうち回る姿があり、高橋みなみさんがそれを庇う。やがて高橋さんも過呼吸になるなど「死屍累々」。それを知らない西武ドームのファンたちはアンコールをねだる。宇多丸さんは映画「バトルロワイヤル」にたとえ
「若者たちに殺し合いゲームをさせている、その構造を映している。アイドルのファンであることは、彼女たちを苦しめることなのではないのか」
という感想を持った。
■AKBで稼いでいる大人たちのドキュメントを希望
実は、こうした「ダークサイド」は、「AKB」だけではなく「モーニング娘。」など全てのアイドルグループに当てはまることなのだという。それがこの映画で公開されたことは、
「日本アイドル史上に残る日本型アイドルの進化史の一つの到達点。臨界点といっていい」
と大絶賛。絶対に観るべきだとリスナーに訴えた。
そして、今回これだけアイドルグループの裏の真実を見せたわけだから、次回作はこうした「戦場」を用意し、楽しみ、利益を得ている大人達の真実を映画化しなければおかしいし、それをやるしかないところまで来ている、とも宇多丸さんは主張している。
この放送の前に「AKB」ファンたちは、宇多丸さんは「モー娘。」が所属するハロープロジェクトオタクだから、「AKB」を叩くのではなどと心配する人もいたが、こうした絶賛に驚いている。ネットの掲示板やブログには
「アンチやってなかったか?いつからAKBに寝返ったんだよw」
「宇多丸の影響は結構あるもんだね。非ヲタの映画ブロガーなんかがこぞって鑑賞しに行って、『AKB大好きになった!』とか言ってたりする」
などといった書き込みが出ている。
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■映画を観た娘はAKBに入ると言わなくなった
宇多丸さんがパーソナリティーを勤めるTBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で、現在上映中の映画「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」を2012年2月19日に取り上げた。「AKB48」のファンだからといって、お気軽な気持ちで観ると顔面蒼白になってしまう。
「AKBに入りたいと騒ぐ娘を連れて行った父親がいたが、娘は見終わったとたんAKBに入りたいと一切言わなくなった」
という逸話もあるという。
宇多丸さんによれば、この映画はこれまでのアイドル界では決して見せなかった、アイドルの業、宿命がふんだんに盛り込まれている。
「残酷ショーそのもの。戦場だ。これ以上やってしまうと、エンターテインメントとして成立しなくなるギリギリだ!」
と声を張り上げる。きらびやかなステージの裏に隠された、ベニヤ板が剥き出しになった舞台裏を見せられる。11年6月に行われた人気投票「選抜総選挙」で、昨年1位だった大島優子さんを破り、前田敦子さんが1位に返り咲いた。テレビや舞台ではにこやかに祝福した大島さんだったが、映画では舞台を降りた大島さんが「ドロドロに溶けたようになり泣いていた」。
西武ドームのコンサートでは、舞台裏でメンバーが暑さと疲労でバタバタと倒れていく。前田さんが過呼吸になりのたうち回る姿があり、高橋みなみさんがそれを庇う。やがて高橋さんも過呼吸になるなど「死屍累々」。それを知らない西武ドームのファンたちはアンコールをねだる。宇多丸さんは映画「バトルロワイヤル」にたとえ
「若者たちに殺し合いゲームをさせている、その構造を映している。アイドルのファンであることは、彼女たちを苦しめることなのではないのか」
という感想を持った。
■AKBで稼いでいる大人たちのドキュメントを希望
実は、こうした「ダークサイド」は、「AKB」だけではなく「モーニング娘。」など全てのアイドルグループに当てはまることなのだという。それがこの映画で公開されたことは、
「日本アイドル史上に残る日本型アイドルの進化史の一つの到達点。臨界点といっていい」
と大絶賛。絶対に観るべきだとリスナーに訴えた。
そして、今回これだけアイドルグループの裏の真実を見せたわけだから、次回作はこうした「戦場」を用意し、楽しみ、利益を得ている大人達の真実を映画化しなければおかしいし、それをやるしかないところまで来ている、とも宇多丸さんは主張している。
この放送の前に「AKB」ファンたちは、宇多丸さんは「モー娘。」が所属するハロープロジェクトオタクだから、「AKB」を叩くのではなどと心配する人もいたが、こうした絶賛に驚いている。ネットの掲示板やブログには
「アンチやってなかったか?いつからAKBに寝返ったんだよw」
「宇多丸の影響は結構あるもんだね。非ヲタの映画ブロガーなんかがこぞって鑑賞しに行って、『AKB大好きになった!』とか言ってたりする」
などといった書き込みが出ている。
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最終更新:2月21日(火)23時2分
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