1954年に太平洋・ビキニ環礁で米国が行った核実験で、放射性降下物「死の灰」を浴びた静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員、大石又七さん(78)が25日、東京都内で講演し、東京電力福島第1原発事故について「これだけ大きな事故の責任を、なぜ誰も取らないのか」と批判した。
講演は、核実験が実施された3月1日の「ビキニ・デー」を前に、第五福竜丸の船体が保存されている展示館近くの施設で行われた。
大石さんは「私たちは内部被曝(ひばく)し、たくさん病気を抱えているが、政府が当時、原発導入を急いでいたため、被害が過小評価され切り捨てられた」と指摘。「福島の人びとが苦しんでいるのに、事故の責任という中心部分に手を付けず、原発輸出を進めることに怒りを感じる。核という恐ろしいものはなくしていくべきだ」と訴えた。〔共同〕
東京電力、第五福竜丸
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