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非出会い系サイト 被害者低年齢化

2月26日 10時38分

非出会い系サイト 被害者低年齢化
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「ゲームサイト」や「自己紹介サイト」といった出会い系以外のサイトを通じて性犯罪などの被害にあった子どもは去年1085人と、統計を取り始めて以来、初めて減少したものの、14歳以下が全体の30%を占め被害者の低年齢化が目立っていることが分かりました。

警察庁によりますと、去年1年間に出会い系サイトがきっかけで、児童買春や児童ポルノなどの被害にあった18歳未満の子どもの数は、前の年より28人多い282人でした。
「ゲームサイト」や「自己紹介サイト」といった出会い系以外のサイトを通じて被害にあった子どもは、前の年より154人少ない1085人で、統計を取り始めた平成20年以来、初めて減りました。背景には運営会社がサイトの監視を強化したことがあるとみられ、このうち業界大手の「グリー」では、子どもの保護に特化した監視を24時間体制で行い、悪質な場合は利用者を退会させるなどの措置をとっているということです。
一方で、出会い系以外で被害にあった子どものうち、14歳以下が30%を占めるなど被害者の低年齢化が目立っています。こうしたサイトでは、加害者が被害者と同年代を装って誘い出すケースが多く、警察庁は、運営会社に対し、利用者の年齢の把握など対策を強化するよう求めることにしています。