対象:ubuntu 10.04
ubuntuをインストールした直後、モニタの解像度が思った物になっていなかった事で、いろいろと調べる機会に恵まれました。
ネットを調べてみると、結構この解像度で悩んでいる人が多くいる事がわかります。掲示板などの回答ではxorg.confをいじる事で解決している事が多い様子ですが、ubuntuの公式wikiらしき所によると別のアプローチを取っている模様です。
どうもubuntuではあまりxorg.confをあまりいじって欲しくなさげだったので、wikiに従って設定を行ってみました。
自動検出された解像度のチェック
現状で認識された解像度を調べるには、xrandr コマンドを使います。
$ xrandrScreen 0: minimum 320 x 200, current 1024 x 768, maximum 4096 x 4096
VGA1 connected 1024x768+0+0 (normal left invarted right x axis y axis) 0mm x 0mm
1360x768 59.8
1024x768 60.0
800x600 60.3 56.2
640x480 60.0
自分が利用したい解像度は 1280x1024 なのですが、これが検出されていない事がわかります。
検出されなかった解像度の追加
cvt を利用して追加したい解像度の情報を得ます。
$ cvt 1280 1024# 1280x1024 59.89 Hz (CVT 1.31M4) hsync: 63.67 kHz; pclk: 109.00 MHz
Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync
この Modeline の後ろに続く情報を xrandr コマンドに渡します。
$ xrandr --newmode "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync更にこれを実際に認識させます。
$ xrandr --addmode VGA1 1280x1024_60.00VGA1の部分は、先に行った解像度チェックの出力を参考にしています。これで xrandr コマンドを引数なしで実行するとモードが追加されている事がわかります。。
メニューの システム→設定→モニタ で見ると、表示させたいモードが選択出来る様になっています。実際に選択してみると目的の解像度が設定されました。成功のようです。
設定の恒久化
今まで説明してきた設定だけでは、電源を落すとまた元通りになってしまいます。その為、どこかに設定を記述しておかなければなりません。何点か方法があるのですが、自分は gdm のスタートアップスクリプトに記述しました。wiki によると、/etc/gdm/Init/Default ファイルの initctl -q emit login-session-start DISPLAY_MANAGER=gdm の直前に記述するのがよいとあったので、その通りにします。以下の2行を追加しました。
xrandr --newmode "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync
xrandr --addmode VGA1 1280x1024_60.00
これで他のユーザにもこの設定が反映されます。
テーマ:Linux - ジャンル:コンピュータ