2012-02-08

日本の冬を、少しだけ

テーマ:活動
先日、少しだけ日本に戻りました。

アフリカンブランド設立のために動いていたのであっという間に過ぎてしまいましたが、

沢山の出会いがあり多くの刺激を頂きました。

やっぱり、志を持って頑張っている人や自分の好きな事を実現しようと努力を続ける人とお話させて頂くと、本当に楽しいです♪

それに自然体な方が多くて。

魅せる事も時には必要、ものは言い様ってのも分かる。

けれど、ありのままでいられる事も同じ位すごいと思う。

彼らの持つそれが私にも伝染したのか、前向きなものづくり欲と高揚感に包まれてラゴスに帰ってきました。

滞在中に数人の友人と再会し、実家で家族と食事を共にでき、何年経っても変わらずにこうしていられる事が嬉しかったです。

久々に会った友人からは髪が薄くなった疑惑をかけられ、てまだ私27歳なんですけど!!焦

いや、いいんです。髪編みをした時に大量に抜けたのが原因なんです。

きっと今ゆっくりゆっくり成長しているんでしょう。

でも、、お団子頭ばかりするのを控えようかと検討してます。

少しでもストップ!抜け毛です。笑

どうも毛関連の話ばかりしてしている気がしますが。

まあ、毛に始まり毛に終わるブログがあってもいいでしょう。

ラゴスに戻って、蒸し暑さやいつもの風景、車の隙間を縫って物売りが商売していたり、

路上の青空食堂の変わらぬ活気、これを見るとあ~帰ってきたなぁと思います。

年末年始のナイジェリアは、クリスマスにイスラム過激派ボコ•ハラムが教会を狙っての爆弾テロ、

年明けに長期ストライキ(石油値上がりによる)で店や交通そして経済活動がストップし家にカンヅメ、

そして北部でまたもや爆弾テロ。これらにより数百人が亡くなり、人々の生活も苦しくなりました。

問題山積、政治も腐ってるこの国ですが、それでも私にとっては引き付けられる魅力を持った国でもあります。

今年はそんなナイジェリアにもっと近づける年になると嬉しいです。


2011-11-21

北部の祭り、ダーバー2

テーマ:文化
前回の記事ではカノの町について書きましたが、

祭りの情報がほとんど無かった私達夫婦はまず町についてから情報集めを始めました。

祭りは三日間行われるのですが、我々は夫の仕事の都合で祭二日目に家に帰らなくてはなりませんでした。

情報収集の結果、、
「二日目が最も大きい祭り」
「正式な開始時刻は三時らしいが人によっては四時、四時半の説がある」
という事がわかりました。

私達の戻りのフライトは六時半発。

、、祭りが四時半スタートだったらぜったい飛行機乗り遅れるよね、うん。

空港まではオカダ(バイクタクシーの一般名称)で一時間位かかるし、うーん絶対無理!

という訳で、もっと遅い便はないか、飛行機のチケットを破棄して車をチャーターするか、など策を講じましたが良い方法が見当たらず。

結局、時間ギリギリまで祭りを見て
①満足できたら二人で帰る
②満足できなかったら夫は帰り、私は残って祭りを堪能
というプランにしました。

祭り初日の朝七時頃、ホテルの窓から寝ぼけ眼で外を見ると人々がパレスの方向へぞろぞろ、ぞろぞろ。
私はこれがいわゆる「お花見の場所取り」的な動きかと思い、安心して再びくーかー寝てしまいました。

ところが、一日目の祭りは早朝の短い時間で終わってしまっていたらしいです。

そんな殺生な!!

と叫んでみた所で何も変わらず、その日は一日カノの町巡りをしました。

100年前の建物が残る歴史ある市場、クルミマーケットへ行くと

至る所で男たちが牛やヤギを屠殺していました。

祭りのために準備した牛一頭を5~6人がかりで潰しており、その周りには子どもや近所の人々が群がっていました。

牛を潰す男たちには厳粛な雰囲気が漂っていましたが、町全体や人々からわき上がる祭りへの高揚感や喜びを感じました。

日本の年越し準備にも似た雰囲気でした。

道には大量の血が流れており、夫は「町中に血の匂いがする」と言っていました。

その日は30頭ほど解体している牛やヤギを見ました。

翌日は町で牛の頭を炭で焼く光景を良く見ました、じっくり焼くと脳みそがまた美味しいんだとか。

あまり見慣れていないので少しは気持ち悪いと思うような気がしていましたが、不思議とまったく思いませんでした。

それどころか、動物や植物の命をもらって生きている、というごくシンプルな事とその喜びを再認識できました。

人々はなかなか口に出来ない牛を祭りのために買って屠り、肉を分け喜びを分かち合う。

皮を剥ぎ、肉を解体してゆく様を横目に子どもたちが遊んでいる。

なんて健全な光景なんだろう、と思い本来あるべき姿に感動しました。

夜はカノの町にあるサボンガリという「よそ者居住区」のバーに行きました。

ここには南の部族も多く住んでいるので、夜から営業を始める酒屋やバーがたくさんあります。バーのお姉さんの顔も南っぽい顔立ちでした。

サボンガリの外に出ると一部のホテルを除いてお酒を飲む•買う事ができないのです。

サボンガリには教会があり、その夜はダンスに音楽とものすごい盛り上がりをみせていました。

イスラムの祭りに対抗しての事だと思いますが、ちょっとやりすぎ、、という位過剰な盛り上がり方だったので、宗教間の軋轢を感じた一瞬でした。

翌日、ホテルのロビーに行くと日本の大使と外交官の方、そして大使館の料理人ご夫妻とばったりお会いしました。

カノの祭りを見にいらっしゃったそうで、その後も博物館でまたばったりお会いしました。

その後パレスにて王様が馬に乗って歩くのを見ました、周りには王様を羽根の団扇であおぐ人や華やかな衣装に身を包んだ首長達が大勢いてそぞろ歩き。

王様の頭に巻いた民族衣装の白布が、ウサギの様に両耳をぴゅんと出した形をしていました。

「ウサちゃんだ、ウサちゃんだ!」と夫が言い出したのでよく見ると、

王様の後方からも同じ巻き方の首長らしきたくさんのウサちゃんがいらっしゃいました。

この短いパレードの後、本日のメインイベントが始まります。

午後三時には町で購入したVIPチケットの席に座ってスタンバイしていましたが、

三時半、、四時、、四時半、、時は刻々と過ぎてゆきました。

帰る時間が迫っている私達はハラハラ、イライラ。

ナイジェリア時間なんて大嫌いだ~とこの時ばかりは叫びたくなりました。

そして四時半過ぎになってようやくパレードが始まりました!

パレスのグラウンドに民族衣装で着飾った騎馬隊が入場してきました!

AFRICA!-祭り1


騎馬隊の後からは鼓笛隊やダンサーが後に続きます。

グラウンドを一周、たった一周だけして退場してゆきます。

なので通り過ぎる一瞬が貴重なのです。

同じフロアにいた白人はバズーカー砲のような望遠カメラで写真を撮っていました。

どの地域の代表も衣装や馬具がとっても素敵でした。

祭りの様子を二階建てのテラスから見ていたのですが近寄って生地を見せてくれと言いたい思いでした。

最初はグループ別に整列して歩いていましたが、だんだん入場口が渋滞してきました。

最後は各グループが入り乱れて、こんな有様でした。

AFRICA!-祭り2


あらかた祭りを見たのでパレスの外に出ようとしましたが、人人、人の波。あと馬。

そこで近くにいたチケット売りのおじさん(この人から買いました)に脱出ルートの伝授とナビをお願いしました。

さすがおじさん、バックヤードや筋道をよくご存知で、騎馬隊や群衆をかきわけてパレスの外に出ました。

その途中で見た光景があまりにも素敵でつい写真を一枚。

AFRICA!-帰り際の空


パレスの外に出るとさらに倍増した群衆が!!こんなの通れないよ~!!

一般市民は中には入れずパレスの外で祭りを見ていたのです。

その中を辛抱強くゆっくりゆっくり歩きます、まるで隅田川の花火の帰宅ラッシュです。

道の両脇には先程はけていった鼓笛隊が残ってにぎやかにしていました。

しばらく行くとおじさんはオカダをつかまえてくれて、これで空港まで行きなさいと言ってくれました。

おじさん、ご親切にどうもありがとう、また来年のダーバーで!と言って別れました。

その後ホテルで荷物の受け取りをし、空港へ。

オカダのお兄さんがまたいい人で、訳を話すとよっしゃ任せろ、とうんと急いでくれました。

空港に走って駆け込んだ時には既にフライトの時間になっていました。

しかし、カウンターに着くとフライトは遅延になったそうで、ホーッと胸を撫で下ろしました。

ほんと、ナイジェリア時間さまさまですね(笑)

そんな訳で夫婦共に無事ラゴスに着けたのでした。

そして来年のダーバーはもっと余裕を持って行こうと決めました。
2011-11-10

北部の祭り、ダーバー

テーマ:ブログ
ナイジェリアは今週月•火曜はイスラムの休日でした。

私はと言うと思わぬ四連休(土~火)に小躍りしていました。

北部がイスラム教、南部がキリスト教に分かれているこの国では、均衡を保つため二つの異なる宗教の休日が適用されてます。

けれどその休日、二つ分だからといって多い訳でもなく、決まるのがぎりぎりのぎっりぎりなんです。

明日は休日と決まりました!と正式発表されるのがその前日って事もしばしば。

ドタキャン、ドタディシ(ドタバタ•ディシジョン)はあ~たり~まえ~

カレンダーには休日情報一切なーし!!

ミスプリで日にちと曜日が食い違っている位です。

多くの人はローカルニュースやラジオ、人づてにそれらの情報を得るので聞き漏らしもこれまたしばしば。

「会社に行ったら誰もいないので今日は休日らしい、ラッキ~♪」

、、って、みんなそれでええんかいっ!!

と言いたくなるし、先の事が決まってないと不安にならないのかな?と思いますが、

この国で仮に一年分の休日が出ていたとしても、その通りに履行されるなんて絶対あり得ない、、とも想像し勝手に納得しています。

今回もこの休日がはっきり決まったのは前々日だったような、んも~(笑)

さて、その休日中に北部最大の都市カノでハウサ族のダーバーというお祭りが行われるとの情報が入りました。

このダーバーに行くのはかねてからの願いだったので、知人のハウサ族の人から情報を集めバタバタと国内線チケットを購入しホテルを予約し夫婦で何とか旅立ったのです。

北部のカノは学生時代にナイジェリアを旅行中に一度来た事があり、もう6年ぶりです。

その時は乗り合いバスで移動していたので、今回の飛行機+きれいなホテルという旅では随分見えてくる景色が違いました。

当時は存在すら知らなかったカノの田園調布とおぼしきエリアや、町にインド、レバノン、イタリアといった他国籍料理のレストランがあること。

一部のホテルのレストランではお酒が飲めること。(イスラム教なので普通町ではお酒が飲めません)

カノにもこんな一面があったのですね、イスラムの静かな秩序の中にも北部最大都市の繁栄が垣間見られました。

けれど、カノのどこまでも続く平たい町並みはあの頃のままでした。

AFRICA!-カノの町


長くなってきたので、2編に分けたいと思います。

祭りの様子は後ほどアップするパート2をご覧下さい。
2011-11-03

アディレが仕上がりました。

テーマ:活動
先日依頼したアディレ•エレコを受け取りにまたオショボに行ってきました。

気になる出来は、、

とても素敵な仕上がりでした。

柄違いの二枚のアディレ•エレコはキャッサバスターチで手描き防染されたものです。

曲線は鶏の羽根で、直線はパーム箒(ほうき)の先を折ったもので描かれています。

片方は少し薄く、もう一つは通常の藍の濃さで染めてもらいました。

微妙な違いですが、近くで見ると濃い方は黒に近い色をしています。

AFRICA!-二枚のアディレ•エレコ


素晴らしい仕事をどうもありがとう。

注文通りの柄を描いてくれた事、

期日を守って仕上げてくれた事、

約束の金額以上を要求しなかった事、

アディレの古い型や模様の意味をひとつひとつ教えてくれた事、

新しいものづくりの話をじっくり聞いてくれた事、

それらのすべてにどうもありがとう。

こちらで暮らしていると物事が思い通りに進まない事も多いので、

後でがっくりしないために最悪のケースを覚悟しておき、

もしそうなった時のために別の方法を考えておく必要があります。

そのため、ネガティブに言うと「始めから少しあきらめておく感じ」というのがあります。

でも、こういう事があると、特に大好きな染織で、

本当に嬉しいです。

次は別の試みをしてみようと思います、

二度目のトライアルもどうぞお楽しみに!

2011-10-28

藍染めのおばさんを訪ねて

テーマ:活動
今日はオシュン州の州都オショボに行ってきました。
私の住むラゴスから車で3~4時間の所にあります。
朝5:50出発、薄暗い空の下をひた走りオショボへ。
オショボには沢山のアーティストが住んでいて、ユネスコの世界遺産に登録されているヨルバ族の神聖な森もあります。
そちらも非常に興味深い場所なのですが、
今回は藍染めのおばさんを訪ねてきました。

ナイジェリアのヨルバ族は藍染めを伝統的に行っており、
中でも有名なのが「アディレ」と呼ばれる防染によって柄を描いた藍染め布です。
アディレは総称で、絞りや糊防染など技法によって名称が変わります。
中でも私は、

アディレ•エレコ=キャッサバのでんぷんによる糊防染の藍染め布

が柄や技法含め他では見られない地域的な特徴を持った布だと思います。

アディレは時代の変化とともに様々な技法が増え、少しずつ形を変えていったようです。
昔は手紡ぎ手織りの綿布を使用していたようですが、
イギリス産業革命によって工業的に大量生産された綿布が流入したため廃れてしまいました。
現在は中国からの安価な綿布が出回っています。
織物は時代の流れを如実に表し、その影響が各所でこういう形となって現れるのかと
アディレを通して実感しました。

ラゴスに住んでいて、アディレ•エレコを手に入れるのはあまり簡単ではありません。
近年アディレは衰退の一歩を辿っているうえ、こちらのバティック布(ローケツ染め)の様に
日常着に使われる事もなければお土産等に加工されていないので市場ではまったく見かけません。
個人使用のために作られるものが多いので仕方の無い事だと思いますが、
需要と供給がマッチしていない点とそれによってアディレ衰退に拍車がかかっている点が残念です。

エレコにも型で糊置きをするものや手描きなどいくつかのやり方があります。
昔は鳥の羽根を筆代わりに使ったという話も聞きます。
エレコには決まった伝統的な模様があり、それらの全てに意味があります。
「太ったとかげ」や「キャッサバ」や「トーキングドラム」を表す柄などです。
いくつかの模様を組み合わせて市松に配し一枚の布を構成します。

AFRICA!-染め前のアディレ•エレコ


絞りを使ったアディレはビニールひもやラフィアの繊維などを使い手で絞ったもの(アディレ•オニコ)、畳んだ布をミシン縫いして絞ったもの(アディレ•アラベレ)があります。
他にもアディレの名称は色々あるようです。
絞りの技法は鹿の子、三浦絞り、縫い取り絞り(と同じ手法)などなど多種に渡ります。

彼女の仕事場に着くと藍瓶には蓋がしてあり、外出中とのこと。
一時間後に再び訪ねると、彼女がいました。
ここに来るのは今日で二度目ですが、前回訪ねた時の事を覚えていてくれました。

彼女と出会えたのは、私のナイジェリアの師(と心の中でそう呼んでいる)が引き合わせてくれたからです。
初めて会った時も彼女は友好的で、手は藍で黒に近い濃紺に染まっていて、握手をすると藍のかおりがぷんと漂いました。
彼女の仕事着である淡い色のドレスも胸から足下にかけて藍で染まっており、
その佇まいがどうにも美しく、藍のはねたドレスが世界で一枚だけの特別な染め物に思えてきました。

師のおかげで出会えた彼女に今回はアディレ•エレコの製作を依頼してきました。
柄のデザイン画と生地を片手に要望を説明し、二種類の柄を注文しました。
来週仕上がるそうなので、どんな出来になるのかとても楽しみです。
2011-07-08

ガーナに行ってきました!

テーマ:活動
先週ガーナに行ってきました。

北部の都市からもっと小さい村に向かって乗り合いバスの旅です。



AFRICA!



満員になるまで出発してくれない乗り合いバスですが、幸運にも私が最後の乗客だったので

今か今かと待つ事も無くつるりと出ました。

今は雨期。恵みの雨が降り、鮮やかな緑が生い茂っています。

乗り合いバスってほんと楽しいです!

狭いし暑いし時たま匂うのに、そんなの全く気になりませーん。と、お上りさんなテンションの私。

写真では見えないけど、座席前のご家族、、父の膝の上にはホロホロ鳥が生け捕り。

足をふん捕まえられて観念してます、お土産ですかね。

ちなみに羽の美しさもさることながら、北部で食べたホロホロ鳥は絶品でした。

まるでさけるチーズの様に肉の繊維が主張してる!

とまあ、そんな風に皆さんわりと好きに行動している車内が楽しいんです。

今回の滞在ではとても素晴らしい出会いがありました!!

ひとつはシアバターの産地に行って、生産者の方々に製法を教えて頂いたこと(写真下)、

もうひとつはガーナ産の可愛いバスケットの産地を訪ね、今後のお話までさせて頂いたことです。



AFRICA!



ようやく一歩前進という感じです、早く形にしたいという気持ちもありますが

焦らずこれからもっともっと研究して深めていきたいです☆

お世話になった皆様どうもありがとうございました!
2011-06-04

ラゴスの音楽発信基地、JazzHole

テーマ:音楽
先日ラゴスにあるJazzHoleというCD屋に行った。

Sunny AdeとAbdullah IbrahimのCDを購入したが、どちらもすごく良かった。

この店はオールジャンルの洋楽、アフリカ音楽の選りすぐったCD•LPを
販売していてラゴスいちおしゃれ(だと思う)。

ジョンレノン眼鏡をかけた音楽が大好きなおじさんがアドバイスしてくれるので、
ここに行けば良い音楽に出会える。

けれど一等地に位置することもあり、CDの値段は市場価格よりゼロが一つ多い。

一方で、道ばたには板に山ほどCDを貼付けて売り歩く物売りもいるし、
お父さんが子どもをあやすために叩くドラム缶の音が何とも素敵なリズムだったり、
音楽は街に溢れている。

それでもJazzHoleに行きたくなるのは、
この店が面白い本ばかり集めた図書館みたいだからだ。

本が大好きな誰かの個人書斎に入った様な感じ、だからCDから人の気配がする。

少し暗い店内でゆっくりCDを発掘するのはここならではの楽しみ。

外には活きた音楽が沢山あるからこそ、こういう空間にも行きたくなるのだな、と思う。

話は変わって、最近よく聴いているのがナイジェリア人歌手Asa(アシャ)のBeautiful Imperfectionというアルバム。

こてこてのナイジェリア人っぽい彼女の顔立ち+大きな眼鏡で、見た目も強烈なインパクト。

歌声もメロディーも印象的で、何度も繰り返し聞いてもその度に楽しい。

10月に来日ライブがあるそうだが(行きたい!!が、、難しいので)

ラゴスでのAsaライブを切に切にぃ願う。

中でもお気に入りの二曲を。






2011-05-14

アフリカンヘアー

テーマ:日記

先週、髪を編みました。

AFRICA!-アフリカンヘアー



地毛とつけ毛(エクステンション)をミックスして編んであります。

編んでから一週間が過ぎ、三つ編みから少しづつ地毛が顔を出してきました。

ナイジェリアの女性も髪を編むのが大好きで、よく髪型を変えています。

エクステンションを使うことでストレートヘアやくるっくるのパーマなどアフリカンの

地毛では難しいヘアスタイルも可能になり、皆思い思いの髪型を楽しんでいます。

今回はラグーン沿いのボニカキャンプの中にある髪結い屋さんでお願いしました。

ゲートをくぐったキャンプ内には軍関係者の居住区があり

テーラーや食堂などが軒を連ねる商店街などもあり、小さな町の様になっているんです。

初めて試したこちらの髪結い屋さんですが、仕事が非常に丁寧。

この髪型はGahna Weavingといって頭に沿って細かく放射状に編んでゆくスタイル。

編みが細かい上に外国人の髪はツルツルすべって難しいようですが

ここのお店はそんなハンデも感じさせません。

まさに、早い!上手い!安い!の三拍子。

ナイジェリアを旅行していた時、何度か編んでみましたが

よくあったのが、編み手が疲れてきて三つ編みが徐々に太くなってくパターン。

編み手は早く終わらせたいので、あからさまに太くなるんです。

しんどすぎて、私の頭の上でいくら値上げするかの相談を始めたり(笑)

最初と最後で太さがだいぶ違うのはご愛嬌、となかば諦めていました。

が、ここは店を取り仕切るママがずーっと目を光らせていて

少しでも三つ編みが太くなろうものなら「細く!」と一喝するので、とっても安心。

ただし引っ張られるのがものすごーく痛いので四時間ほど我慢、我慢。。

例えるなら毛根が焼ける思い、とでも申しましょうか。

おかげで髪がだいぶ薄くなってしまいました。

しばらく育毛に専念しなくては、とほほ。

とても素敵なお店を発掘できたので、次回もここに行こうと思います~
2011-03-30

つらいニュースといいニュース

テーマ:日記
今回の大災害のニュースが飛び込んできた時、大きな衝撃を受けました。

流れる家、水に飲み込まれる道路、最初この映像が日本で起きている事だと信じられない位の驚きでした。

この度の災害でお亡くなりになった多くの方々のご冥福をお祈りします、

そして被災者の方々が一日も早く日常の生活が取り戻せる様願っています。

つらいニュースばかりですが、先日いいニュースもありました。

夫の取引先であるナイジェリアの会社の社員さん達が日本の被災者に100万円の募金を送ってくれたんで
す。

普通に働く社員さんからのものなのでナイジェリアの物価を考えるとそれがものすごい額だという事に

まず驚きました。

そして、こちらの生活も決して楽ではないのに自分の生活費から日本のための募金を捻出してくれた、

それだけ日本の事を心配してくれた事がとても有り難かったです。

ラゴスに住む外国人も日本は大丈夫?と気にかけてくれる人が沢山います。

皆からの早く日本に元気になってもらいたい!頑張れ!という気持ちがつらい思いをしている人達に

届けばいいな、と思います。

私は今回の原発事故がきっかけとなり、私自身の情報収集の方法を見直す必要があると感じました。

今までテレビやネット報道を情報源にしていましたが、一体今起こっている事はどれほど深刻な問題

なのか、またこれから起こりうる危険な状況は具体的にどんな事なんだろう、、という

疑問の答えは日々報道されるニュースから正確に読み取ることはできませんでした。

ただ数字と復旧作業の進行過程や状況が頭に入って来て、「行動」や「行程」は分かるが

「危険性」が具体的に把握できていない状態にあり、漠然とした不安に包まれていました。

今後は現状を正確に理解するために、自分で情報を選ぼうと思います。

また、それを共有してゆく事も大切ですね。

こういった情報交換も沢山したいので、情報お寄せ下さると嬉しいです!
2011-03-18

ブログ始めました。

テーマ:日記
ナイジェリアのラゴスに住み始めて一ヶ月が過ぎました。

生活が整い、My織機の組み立ても完了です。

今は外に出て沢山の市場や店を巡っています。

食べ物や音楽や工芸品、そして人々の仕草など全てが新鮮で

アフリカンパワーを感じる日々です。

また、停電の多さにも驚かされます。

日に何度停電しているか数えるのも怖い位の頻度です。

しかし最近では、スーパーで突然真っ暗になっても

先ほどの残像を思い出し(念視?)お買い物を続けるというテクを身につけ

「停電慣れ」している有様です。

今日はLekki(地名)にあるConservation centerに行ってきました。

ここは熱帯植物が生い茂っていたかつてのナイジェリアの姿を保存した自然公園です。

公園内はジャングルが広がっており、天が見えない程背の高い植物に覆われています。

猿(写真)や鳥、孔雀にとかげにゾウガメと沢山の動物も住んでいます。

AFRICA!-猿


今は周りがビルや住居になっているけれど、昔はこうだったのか。。と風景を想像してみました。

何だかはしごのもろそうなツリーハウス(写真)もあり、上り下りでかなりのスリルが味わえます。

AFRICA!


と、このようなラゴスの暮らしや日々の活動をこれからこのブログでご報告いたします。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

品田 仁美

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