厚生労働省は15日、今後10年間の健康対策となる「国民健康づくり運動」の数値目標に、20代女性でやせすぎている人の減少を盛り込むことを決めた。若い女性のやせすぎは、ホルモンのバランスを崩すなど健康上の問題を起こす可能性もあるため、対策が必要と判断した。
厚労省は同日、国民健康づくり運動の素案を専門委員会に示した。やせている20代女性の割合の減少は「適正体重を維持している人の増加」という項目の中に新しく設けられる。
2010年の国民健康・栄養調査によると、やせすぎている20代女性の割合は29.0%で、調査を始めた1980年(13.1%)以降最悪だった。やせすぎとするのは、肥満の指標である体格指数(BMI)が18.5未満の女性としている。10年後までに減らす具体的な数値目標は今後検討する。
6割以上の女子学生が大学時代に「性」を体験する時代。変な男に捕まらないで−−そんな親の心配もあるだろう。だが、彼女たちの話を聞くと、事態はもっと深刻だ。