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ゴン中山 来季も現役続行へ(12月10日)
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【大リーグ】3番イチロー、1K含む“2タコ”発進2012年2月26日 紙面から 3番イチローは“2タコ”デビュー−。マリナーズは24日、キャンプ開始後初となる紅白戦(8イニング制)を実施。イチロー外野手(38)は新打順、3番右翼で先発したが、2打数凡退(4回終了時で交代)に終わった。ただ、投手陣の調整が先行する時期で、ウェッジ監督も「彼のようなベテランは自分が何をすべきか分かっている。ゲームに慣れていくことが大事」と気にも止めていなかった。川崎宗則内野手(30)もイチローとは別のチームで6番遊撃で先発。こちらも4回終了時交代で2タコだったが、守備で無難なプレーを見せ、同監督も高評価。開幕メジャーにまた一歩近づいた。 3番イチローの今季デビュー戦は空振り三振で幕を開けた。1回2死走者なし、カウント1−2からの4球目、外角へ流れるスライダーにバットが空を切った。 相手は先発2番手の左腕バルガス。バッテリーキャンプは野手より1週間近く前に始まっており、仕上がり具合では数日間の長がある。イチロー本人も“まあ最初はこんなもんだろう”と納得したような表情を浮かべて打席を後にした。 4回2死走者なしで迎えた第2打席も左腕ペレスでは分が悪い。カウント1−1から内角ストレートに詰まらされ、遊ゴロに倒れた。ただ、開幕まではまだ1カ月以上ある。打撃内容うんぬんを言う時期ではない。イチロー自身も従来の右足を上げて踏み出すフォームから、ほとんどノーステップのすり足に変えるなど“2012年シーズンバージョン”の打撃フォーム固めに向け、試行錯誤を繰り返しているところでもある。 ウェッジ監督も「実戦を重ねていくことが大事。試合をやって慣れていってほしい」と心配はしていない様子だった。 一方、地元ラジオ局KLUP(電子版)はイチローの打撃フォームの変化に触れ、「今年はこれまでと違う。内野に強い打球を打つのではなく、より遠くに飛ばそうとしている」と“本塁打量産型”への変貌を遂げようとしていると評した。 かつて「打率2割3分でいいのならば、30本塁打はできる」と語ったこともあるイチロー。現在の“すり足”打法が今季の最終型なのか、移行途上のものなのかは定かではないが、本人もキャンプ初日に「ある動きを省いている」と従来のフォームから変えたことを示唆している。 1番から3番に変わったことに対するイチローなりの“回答”なのか、その成果を目撃するのはもう少し先になる。 (秋野未知) PR情報
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