2012年02月25日

大阪散策

/金久右衛門(きんぐえもん)本店@深江橋にて黒醤油ラーメンの細麺/らぁ麺Cliif(くりふ)@大阪城北詰にて完全天然塩らぁ麺/鳥の巣ホワイティうめだ/麺や六三六(ろくさんろく)大阪総本店@梅田にて味噌にぽしらーめん/

 どこに何をしにいこうか、朝、計画している感じ。
 格安ホテルに泊まったので歯ブラシ、シェイバーが無いのには驚きませんでしたが、寝間着が部屋に用意されていないことには驚きました。
 フロントロビーに積み重ねてあったので変だなとは思いましたが。
 ※あとから調べたら、歯ブラシもシェイバーも用意されていました。

 東梅田から森ノ宮へ、森ノ宮から深江橋へ、深江橋から高速沿いに歩くこと5分で金久右衛門(きんぐえもん)本店@深江橋(大阪市東成区)

 先月、ひょんなことから道頓堀店に行く機会があり、その時に「本店はどんな味なんだろう」と思ったのできてみました。
 開店前から店先に6人も並んでいるのは驚きもしませんでしたが、看板が取り外されているのには驚きました。
 新規開店したばかりでまだ取り付けが間に合っていないのではなく、既に開店12年も経つお店です。
 定刻に開店して、先に並んでいた家族連れは店内奥の小上がりへ、残りのお客さんはカウンター席に散ったので、奥から順番に座る方式ではないようです。

 カウンターが6席と4席、小上がりは4人掛けが2つほど、空いていたので図々しくも調理場目の前の席に座ろうと(券売機制だったら写真を撮るので)手にしていたデジカメとアイフォーンをテーブルに置き、コートのボタンに手を掛けると。
 「いらっしゃいませ、道頓堀店でお会いしましたよね」と店員さんに声を掛けられ、見ると確かに道頓堀店で麺茹でをされていた店員さんでした。
 何事かと店長さんが店員さんに耳を寄せると「○○さんのお知り合いで、東京からラーメンを食べにいらっしゃっている・・・」と耳打ちされていて、、、、

 ああ、毎月食べに来ていると思われているだろうなぁ、たまたま月が続いただけなんだけどな。
 メニューは本支店で同じようで、スープが熟成黒醤油、甘口紅醤油、薄口金醤油の3種類、麺が太麺と細麺の2種類となるラーメンです。
 他に大阪ブラック、なにわブラックなども揃っていますが、見渡す限りのお客さんは基本メニューを食べていました。

 スープの案内には「『ラーメンを』と指定がない場合は甘口紅醤油を」と書かれているのでそれがお店のオススメなのでしょうけど、黒醤油ラーメン650円の細麺にしました。
 大阪ラーメンらしく白い受け皿に乗せられたドンブリからスープを飲んでみると、道頓堀店の印象を一笑に付すような鶏ガラスープの味わいの深さ、醤油ダレの甘味と辛味の絶妙な一体感。
 ここまで美味しいと高井戸系というよりもネオ高井戸系、高井戸系の良さはそのまま残して現代の食文化に合わないところだけ削ったり足したりして現代風にアレンジ。

 心の中にある「今まで食べた一番美味しい醤油ラーメン」が揺らぎそうです。
 細麺は1本たりともダマになっておらず、スープとの絡みも抜群、このラーメンを11時にならないと食べられないのはどうしてだろう。
 チャーシューの豚肉は値段からは想像出来ないほど美味しく、メンマは極太で絶妙の下処理加減、青ネギのアクセントも忘れずに。
 旨いなぁ、実に旨いなぁ、1杯目からスープを飲み干すところでしたよ。
 ご馳走様でした、店員さんがわざわざ厨房を離れて近くにいらっしゃったので、少しお話しさせていただきました。

 高井戸まで歩いてJRのみで向かえばいいのに、何を勘違いしたか森ノ宮から歩こうかと地上に出たらかなり遠いことが分かり、歩いて歩けなく無いけど森ノ宮から京橋経由で大阪城北詰駅まで。
 東京で中央線と言えば全線地上のJRですが、こちらでは地下鉄、東京で東西線と言えば東京メトロの地下鉄ですが、こちらではJR東西線として奈良と西明石を結んでいます。

 改札を出て勘で3番出口から地上に出て、アイフォーンのマップ機能でお店に向かいました。
 らぁ麺Cliif(くりふ)@大阪城北詰(大阪市都島区)、原価を気にせず高級食材を使いまくるというコンセプトのお店です。
 とはいえ2000円とか5000円と言うことではなさそうです。
 高級食材だからといって美味しいかというとそうでもなく、味わったことがないに直面すると「これが美味しいんですよ」と刷り込まれるとずっと美味しいのではないでしょうか。

 通り側は天井までのガラス戸で、カウンター席が満席のように見えました。
 入ってすぐに券売機があり、醤油、塩、つけ麺、混ぜそば、四川風担々麺とあり、とてつもなく担々麺に惹かれましたが塩味にしました。
 テーブル席かなぁと思っていたらカウンターに一席空いていました。
 ゆったりとした店内はカウンターが8席、2人掛けのテービルが2つありました。
 目の前の厨房では男性店員さんが3人ほど働いていますが、背筋が伸びていなくて和食の雰囲気ですね。

 しばらく待って完全天然塩らぁ麺850円、券売機の上から2列のメニューです。
 高級食材を使うというコンセプト通りの逸品で、比内地鶏の丸鶏とガラから取ったスープは物足りないほどすっきりしています。
 極細麺と合わせるとこのすっきりしたスープが生きてきて、とても美味しいラーメンになります。
 鶏つくねが美味しいですねぇ、穂先メンマが柔らかいですねぇ、白ねぎと昆布がいい感じですね。

 柚子と細切り唐辛子はなんなんでしょうねぇ、要らないんじゃないでしょうかねぇ。
 ご馳走様でした、とても美味しかったです。
 店内の雰囲気からフレンチやイタリアンを想像する人もいますが、ドルチェもコーヒーも用意されていないので、正真正銘のラーメン屋さんですね。

 水の都、大阪。
 東京のように生活重視で埋めたりしないとは素敵だな。

 店を出て、京橋駅に歩いているつもりで天満橋駅に向かっていました。
 少し休むかと辺りを見渡すと、スタバがあるのですが、まあ、せっかくだから個人店に行くかと、生まれて初めて食べログで「カフェ」を探していました。
 河の反対側にあったお店に入ったのですが、検索したカフェではなく隣のカフェでした。
 Pollca dot、コーヒーは美味しかったので問題ありません。

 ユニクロで買い物をして、次の店の夜営業の時間までどうするかと梅田駅地下街にある鳥の巣ホワイティうめだ、京橋駅そばの鳥の巣には何度も通ったことがあります。
 奥にはテーブル席もあるようでしたが、基本はカウンター席なので1人客か2人客が圧倒的、わざわざお店を目指してくるお客さんもいるでしょうけど、殆どは「ちょっと寄っていこうか」的な。

 店内中央の厨房(ほぼ串揚げ場)を囲む壁には(京橋駅そばのお店にもあった)三角形のメニュー、テーブルにもメニューが置かれているので三角形のはメニューと言うよりオブジェとしての位置付けですね。
 値段の場所が張り替えられているのがとても気になりますが、それでも十分、安いですし。

 ビールを飲む陽気ではないので日本酒の熱燗340円、メニューが「日本酒」でしたのでどうかなとは思いましたが、郷に入りては郷に従え、と。
 多聞なんて飲んだのはいつぶりだろう、小瓶のまま熱湯で温めてある居酒屋の熱燗。

 ソース2度付け禁止って有名ですけど、それって言わないと「何度も付けちゃう」っってコトでしょうかね。
 キャベツは食べ放題ですけど、ソースを付けるか食塩を掛けるかの味付けですね、

 さて、串カツは串カツ100円、玉ねぎ100円、いわし160円から。
 頼み方や食べ方にコツやマナーもあるでしょうけど、2〜3本頼んで食べるのが私の食べ方。
 必ずそのお店の基本と玉ねぎを頼む私、どちらも美味しかったなぁ。

 お酒が意外と美味しくて串カツ3本分で終了、お代わりして串カツもお代わりしました。
 2本目のお酒用にかき200円、若鶏200円、かきは季節限定メニューです。
 このお店も他店と同様、串の本数を数えてお会計するので、値段が違うメニューは串を変えるわけで、かきは手持ちの部分が幅広、若鶏は串ではなく骨です。

 最後に揚げシュウマイ、よく分からないけど揚げシュウマイ専用のシュウマイじゃないでしょうか。
 ご馳走様でした、ああ、美味しかった。
 ジャスト2000円は高いのか安いのか。

 新地のお店に行ってみると、店長体調不良のため臨時休業、でした。
 食べ歩きをしていると臨休や材料切れで早仕舞いは宿命ですが、それでもやっぱり落ち込むな。

 大阪ですので予めリカバリ店は考えていなくて、近くの人気ラーメンチェーン店にしてみました。
 麺や六三六(ろくさんろく)大阪総本店@梅田(大阪府北区)、梅田の繁華街のど真ん中にありますね。
 店先にはラーメンの蘊蓄が沢山書かれていて、煮干しだとか化学調味料未使用だとか、背油(背脂の間違いかな)や魚油を使っていないとか。
 ガランと広い店内は後会計ではなく券売機、食べ歩きの基本として「券売機左上の法則」や「スタンダードメニュー」などの考え方がありますが、まあ、いいかと。

 カウンター20席と4人席が3卓、テーブルは3卓ともお客さんがいましたが3組ともラーメンを食べ終わっていて、これが券売機制でなければコーヒーとか飲むことでしょう。
 男性店員さんが3人ほどいらっしゃいましたが、手隙であっても私語をせずにじっとしているのは、ちゃんと教育されているからでしょうか。

 そんなに待たされることなく味噌にぽしらーめん750円、なんとも具だくさんな麺相ですね。
 ラーメンのことはよく分からないけど、スープや麺に自信があればここまでしなくてもいいと思うのですが、まあ、お店の考え方なので。
 ドロリとした粘度のあるスープ、『国内産の煮干しと、北海道産の昆布でだしを取り、鶏がらを5時間煮出しものと、豚骨と大量の野菜を、14時間煮込んだものを、三つ合わせて作ります。』とのこと。
 特出した旨みを感じる前にプーンと煮干しが漂ってくる熱々のスープ、すんごく美味しいわけではないけれども最大公約数的に美味しいスープ。

 いいじゃないですか、中細麺が完全に負けているのが気にはなりますが、ラーメンとしての完成度は低くないです。
 しかしトッピングが平凡というか多すぎるのがさらに気になります、水菜、茹でモヤシ、白ねぎ、がスープの温度を奪うほどたっぷり乗せられています。
 チャーシューはもう一工夫して欲しいし、板海苔は要らないんじゃないの。
 スープは美味しいんだからなぁ、と食べ終わってご馳走様でした。

posted by ふらわ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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