社員は悪くありませんから
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
社員は悪くありませんから(しゃいんはわるくありませんから)とは、謝罪の言葉。エクストリーム・謝罪では同情を誘う行為として、最悪の場合失格となる恐れがある一方、活用法によっては顰蹙を買い大きな得点源となりうる「諸刃の剣」であるとされている。また、この一言を発しただけで事態は急激に面白くなる。
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[編集] 概要
「社員は悪くありませんから」という発言は、社長が社員をかばって自らが責任を取るという意味で捉えられる。そのため、責任逃れやなすり合いを行うというエクストリーム・謝罪の競技精神とは正反対のものである。その後、泣きながら自らが責任を取る旨を申し出た場合は、失格となる恐れがある。ただし、社外の人間に責任をなすり付ける目的でこの発言を行った場合には、エクストリーム・謝罪の競技精神そのものの発言となり、従って失格とはならず、むしろ高得点が期待できる。
具体的な展開については次節(発言者)を参照されたし。
[編集] 発言者
- 減点・失敗例
- 野澤正平 - 1997年にエクストリーム・謝罪に参戦した際に発言
- 加算・成功例
- 横井英樹 - 1982年にエクストリーム・謝罪に参戦した際に発言
- 燃え盛るホテルをバックに、「本日は早朝よりお集まりいただきありがとうございます」と発言し、生番組に出演中の徳光和夫らを激怒させた。さらに人命より価値の高いと判断した高級家具の救助を優先したり、防火設備の不備や類焼しやすい構造にした自らの過失を棚に上げて、「(自らも含めて)社員は悪くない。悪いのは火元となった宿泊客だ」と発言。経営責任者としての自覚が欠けるとして国民から大顰蹙を買い、このゲームでは大きな得点源となった。これは同じ発言で得点が大きく加算された例である。
[編集] 対策
上記の2人の発言を見ても分かるとおり、失格にも得点源にもなる発言である。そこで、この発言を生かして得点を加算するにはどうすればよいか示す。
- 社員は悪くない。悪いのは客(消費者)だ。
- 横井英樹が用いた手法。自らの過失を棚に上げた上で発言するとポイントが高い。とくに善良な客に無実の罪を着せたり、名指ししたりするとかなりの高得点。
- 社員は悪くない。悪いのはパートタイマーやアルバイトだ。
- 船場吉兆などが用いた手法。会社内で立場の弱いものに責任を押し付ける手法。経営者が現場に指示したことが問題で不祥事が起きたにも関わらず、しらを切るとよい。
- 社員は悪くない。悪いのは○×社だ。
- これも船場吉兆などが用いた手法。不祥事を起したのは自分達であるのに関わらず、責任を他社に押し付ける。○×社の所には、他社の社名が入る。例えば食品会社ならば、鉄道会社などの社名を挙げれば良い。
- 社員は悪くない。悪いのは政治だ。
- フーズ・フォーラスが用いた手法。倫理的に許されないことを行っておいて、法の抜け穴を塞がなかった政治が悪いと居直る。勝手なことだけ法を盾に権利を主張したあとで発言すると効果的。
- 社員は悪くない。そもそも悪いことは何もしていない。
- チッソが用いた手法。不祥事を起こしたのに、それを不祥事だと認めない。死者が出た場合にこの発言をすると大幅な得点アップとなる。遺族を前にした説明会で発言をすればさらに得点が加算される。
- 社員は悪くない。海は広いな大きいな。
- 英BPや東京電力が用いた手法。石油と分散剤、あるいは、放射性物質が海に漏れても時間が経てば希釈される。気にする必要はない。
次のような発言は減点、失格になる可能性が高いため、注意して用いる必要がある。なお、後で訂正する等のあわせ技に利用すると効果的な場合もある。
- 社員は悪くない。悪いのは自分だ。
- 山一證券が用いた手法。不祥事を起こしたのはあくまで自分であるという責任をかぶる姿勢は、エクストリーム・謝罪において適切ではない。
- 社員は悪くない。謝るのはスタッフのみんなに失礼だ。
- ミクパで5pb.の志倉千代丸が用いた手法。「悪いのは(そんなつまらないことで騒ぐ)客だ」の亜流。