22日に肝臓がんのため死去したフォーリーブスのリーダー、北公次さん(享年63)の通夜が25日、東京・西小岩の東京葬祭慈光殿で営まれた。
メンバーのおりも政夫(58)、歌手のあおい輝彦(64)ら約250人の関係者に加え、ファン約400人が参列。遺体が斎場に入る際には「コーちゃん、ありがとう!!」との声が飛び交い、焼香後には「どうして!!」などと泣き崩れる女性も多数いた。
北さんが尊敬していた米歌手、マイケル・ジャクソンさんの「スリラー」などが流れる中、おりもは「コーちゃん、良かったね。こんなにたくさん来てくれて」と感謝。メンバーの江木俊夫(59)は仕事で欠席したが、「2人で相談して全国のファンに何らかの形でメッセージを送りたい」と約束した。
祭壇にはステージ衣装4点や写真集、ファンクラブ会報誌、棺の上には闘病中にファンから贈られた千羽鶴も置かれ、遺影は2009年1月20日に東京・明治記念館で行った還暦公演の勇姿。棺の中の北さんも同公演で使用した白いジャケットをはおり、喪主で妻の静香さん(54)が選んだ。戒名は宗教上の理由でないという。
葬儀・告別式は26日午前11時から同所で。弔辞はおりもが読む。
(紙面から)