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岩手・宮城の小中学生計6人、復興相に「まちづくり意見書」

平野復興相にまちづくりの意見書を手渡す岩手、宮城の子どもたち

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市、岩手県陸前高田市、岩手県山田町の小中学生計6人が25日、東京都港区の復興庁を訪れ、平野達男復興相にまちづくりの意見書を手渡した。
 6人は大臣室で平野復興相と意見交換。石巻市住吉中3年の高島絵里さん(15)は「校庭に仮設住宅ができ、授業で使えなくなった。仕方ないと思うけど説明がほしかった」と話し、「今後は子どもの意見も大切にしてほしい」と要望した。
 高田一中2年の田口輝さん(14)、千葉明日香さん(14)は、国営の防災メモリアルパーク建設を提案。山田町の小中学生は「がれき処理や住宅の解体がなかなか進ず、不安を感じる」「バスは不便なので早く鉄道の復旧を」などと訴えた。
 平野復興相は一つ一つの質問に応じ、幅広い意見を反映する場づくりを約束。「復興が遅れているとの素直な声は、国会で言われるよりもきつかった。もう一段の取り組みを図らなくてはならない」と感想を述べた。
 意見書は、国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京)が、被災した3自治体で進める「子どもまちづくりクラブ」の活動を通じて取りまとめた。


2012年02月26日日曜日


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