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南相馬市職員 震災後、101人が早期退職

 南相馬市は24日、東日本大震災後に早期退職した市職員が101人に上ることを明らかにした。例年の早期退職者は20〜30人。大幅に増えたことについて、市は「早期退職者の中には家族を市外に避難させている人もいる。震災や原発事故の影響は否定できない」と話している。
 市によると、本年度に早期退職した職員は一般職33人、医療職68人。一般職は前年度の11人から3倍、医療職は10人から7倍近くに増加した。他に定年退職者が37人おり、本年度末の退職者は計138人となる。
 新規採用などで新年度当初の職員数は716人となる見込み。1年前からは115人減少する。医療職では看護師不足が深刻化し、一般職でも1人当たりの業務量が増えているという。
 市総務企画部は「早期退職者は例年いるが、本年度は突出して多い。全て震災が原因とは言えないが、体調を崩したり、(病院閉鎖などで)家族の介護が必要となったりして退職したケースはある」と説明する。
 桜井勝延市長は「採用計画の見直しを進め、必要に応じて中途採用を検討したい。支援自治体からの職員派遣を引き続きお願いする」と話す。


2012年02月25日土曜日


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