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今年の阪神は「吼える虎」

2012年02月25日
スポーツ

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【プロ野球】阪神の春季キャンプで連日、ナインの“絶叫”が響いている。かねて和田豊監督(49)が提唱している「声出し野球」が浸透してきたものだ。何やら騒々しい感もあるが、首脳陣は敵に与える効果を強調。今季の阪神は相手を声で打ち負かす。

「ア~!!」「ワ~!!」。言葉にならない大声を張り上げているのが、最近の阪神ナインだ。19日の巨人とのオープン戦、そして22日の楽天との練習試合で、アップではベテランから若手まで、思い思いに絶叫しながらベンチ前を猛ダッシュ。続くシートノックでも大声が飛び交い、試合中には敵味方の区別なく阪神ベンチからヤジが飛んだ。これまで、「声が小さいぞ!」とナインから叱責されていたルーキーの伊藤隼も、随所に大声を出して存在感を示した。
 キャンプ序盤にはほとんどなかった光景だが、これも猛虎軍団の意識が高まってきた証拠だ。「監督の『声を出していこう』という方針を理解して、選手が声を出すようになってきた。試合前のアップも同じこと。相手チームが打撃練習をやっている横で“ウチらは元気なんだ”と見せつけることができる。試合前に威圧する効果もある」と、あるコーチは説明する。
 試合中だけでなく、試合前のアップやシートノックから全員が絶叫すれば、それだけで相手にとっては不気味に映るはず。敵の集中力をそいで試合を有利に進めることにもつながるわけだ。
「絶叫野球」の先頭に立ってチームを鼓舞してきたのが、移籍2年目の新井良だ。明るいキャラクターと相まって「ウチには、ああいう選手は今までいなかった。若い選手がやる気になる雰囲気も作ってくれている」(別の首脳陣)と評価が急上昇中。目下、声出しが格好のアピール材料にもなっている。
 文字通りにほえまくる今季の阪神。さまざまな意味で怖い存在だ。

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