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2012年2月25日16時55分

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神戸のパンVS.大阪の菓子 標章めぐりバトル

図:ドンクの標章(左=同社提供)と白ハト食品工業の標章(右=同社提供)拡大ドンクの標章(左=同社提供)と白ハト食品工業の標章(右=同社提供)

 神戸のパンと大阪の菓子のメーカーが標章をめぐって大阪地裁で争っている。ベーカリーチェーン・ドンクがミニクロワッサンの販売で使う「MiniOne.」と、スイートポテトが人気の菓子店を展開する白ハト食品工業の「らぽっぽmini―on」だ。

 訴えたのはドンク。訴状によると、ドンクは1999年ごろから売り場や包装紙にミニクロワッサンの絵と「ミニワン」の英文字などをあしらった標章を使い始めた。白ハトは2008年ごろからサツマイモの絵と「ミニオン」の英文字を記した標章を看板やレシートに使用している。

 ドンクは「英文字の違いは『e』の有無だけで、読み方も酷似している」と主張。同じ一口サイズの食品を扱っており、混同されるとして昨年11月に約430万円の損害賠償と標章の使用禁止を求めて提訴した。

 白ハトは「on(上に)とOne(一つ)は意味が違う英単語で、らぽっぽという表記もある。見た目や読み方は別物だ」と主張している。ドンクの担当者は朝日新聞の取材に対し「訴訟を通じ、白ハト側の誠意ある対応を期待している」とし、白ハト側は「係争中でコメントできない」としている。(岡本玄)

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