「FX意識改革」ブログ

 専業トレーダーになる方法と、今日のドル円相場を真面目に解説しています。
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# FX意識改革70 「あなたが勝てないのは、これが原因ではないですか?」

これはとあるふたりのトレーダーの話です。

仮にAさんとBさんとしましょう。


ふたりはだいたい相場の経験量が同じで、同じ能力を持ち、同じ手法を使っていました。

ただ、性格的にAさんはよく言えば大胆不敵、悪く言えばズボラなところがありました。
Bさんはというと、家計簿をつけるタイプで、マメな性格をしていました。

また、トレードの力量は同じだったのですが、運用額の考え方が違っていました。
Aさんは、運用額を決めておらず、利益が出たら出金せずに運用を続けていました。
Bさんは、運用額を100万円と決め、月10万程度のプラスを目標に掲げてました。


さて、AさんとBさんが、3ヶ月間トレードをした結果、
安定的に勝てたのはBさんでした。

一方、Aさんはというと、勝つどころか500万もの大金をなくしてしまったのです!

トレードの力量は同じだったのに、なぜそうなってしまったのでしょうか・・・?

AさんとBさんのトレードを追ってみましょう。


当初AさんはBさんと同様に慎重にトレードをしていました。

なるべく高くなったら売り、安くなったら買うように待ってから エントリーをして、逆にいったらすぐ損切るようにしてました。 2週間ぐらいは、勝ったり負けたりを繰り返しながら少しづつ資金が増えていました。 上出来の展開でしたが、あるときAさんに転機が訪れました。 好調だったAさんは相場に恵まれたこともあって7連勝を達成して、 一気に20万ももうかってしまったのです。
しかし、儲かったはずのAさんは満足していませんでした。

「7連勝してたった20万ぽっちか。もっと運用額を増やしていたら倍勝てていたはずだった。  今からでも遅くない、勝てるんだから運用額を増やしてみるか」 と考え、追加入金をして運用額を500万に吊り上げました。 「運用額が増えれば、儲けも増える」・・・はずだからです。 しかし、運用額が増加したのと同時に、少しづつAさんの心に変化が起こりました。 運用する額が大きくなると、当然ながら1トレードで動くお金も大きくなります。 100万円で5枚程度でやっていたときは、損切は大きくても2万円でした。 この程度なら損切ができていたAさんですが、30枚程度でやるようになると、 勝った時は大きいのですが、損切も5万円以上になっていき、 しだいに損切をするのが難しくなってきました。 損切を機敏に行うことができず、躊躇して時間がかかるようになってしまったのです。


 
そんなある日の夕方ごろの話です。 ユーロドルが1時間足レベルで上昇トレンドになっていたので、 Aさんはさっそく強気に30枚ほど買いました。 しかし、買った直後に調整が入り落ちてしまったのです。 その瞬間に損の額は10万円になってしまいました。 「あー、ポジションとった瞬間逆いっちゃったけど、これはすぐに戻るだろう」 と、Aさんはあまり深刻に考えずにすぐに損切をしないで待つことにしました。 なぜなら、上昇トレンドだからしばらくすれば上がるだろうと考えていたからです。 そのとき友人から飲み会の誘いがあり 「ちょっとだけならいいか」と軽い気持ちでストップをおかずに出かけてしまったのです。 その後、夜10時ぐらいになるとニューヨーク市場で突然ユーロ危機が再浮上して、 数時間でユーロドルが200pipsも急落するという変動が起きました。 相場の状況は上昇基調から一変しました。 Aさんは、飲み会の席でレートチェックをして青ざめました。 「いまさら損切しても大損だし、戻ってくるのを待とう」と判断したのです。 ・・・しかし、相場はそれから3ヶ月たっても戻ってくることはありませんでした。 たまに上がることもあったのですが、焼け石に水といった状態で、 大損には変わりないですから、ポジションを手仕舞いすることはできませんでした。 トレードをしないまま、証拠金維持率とにらめっこの状況が1ヶ月、2ヶ月と続きました。 運が悪いことに粘れば粘るほどチャートはジリジリと下がっていきます。 さらに追加入金をしてナンピンをしてみるも相場は回復せず、 ついにあの日から3ヵ月後、激しい急落が起こり、ロスカットで大損となってしまったのです。 Aさんは、結局、−500万以上の大損をしてしまいました。 一方、Bさんはどうなっていたでしょうか? あの急落のときはAさんと同じくユーロドルをトレードしていました。

予期せぬ突然の急落ではありましたが、 それはいつもどおりストップにかかって小さな損切で切り抜けられました。 その後は、相場の流れどおりにショートから入っていって、大きく利益を取ることができました。 なんのこともなく、損切の損はその日のうちになくなり利益に変わりました。 そしてBさんはAさんがチャートを見ながら祈り続けていた3ヶ月間、 地道にトレードを重ねてきました。そして現在もデイトレが続けられています。 Bさんはここまで月+10万程度の上積みができていて、 月末にもうかった分は出金をして利益を確定していました。 現在は3ヶ月間で30万のプラスとなっていました。 華々しいカリスマトレーダーに比べたら小さな儲けですが、Bさんはこれで十分だと思っています。 ・・・さて、AさんとBさんのトレード能力は同じでした。 しかし、結果はAさんは元本を吹き飛ばし、Bさんは元本を守って勝ちました。 一体、Aさんの何がいけなかったのでしょうか・・・?  それは、Aさんが自分がコントロールできる運用金額を見誤ったからです。 Aさんが運用できる金額は、実際は100万円が限度でした。 その限度を超えた運用をしたから、自分のトレードができなくなった。 ただそれだけが敗因だったのです。 しかしAさんは負けた原因が手法にあると思い、別の手法を探したり、 挙句の果てにシステムトレードや自動売買を始めましたが、 完全に自分のトレードを見失う結果となってしまったのです。 勝つためには手法も大事ですが、 それよりも「自分の身の丈にあった額でトレードをする」 ということがAさんにとっては最優先課題だったのです。 しかし、欲張り者のAさんは運用額を下げるという考えがどうしてもできませんでした。 なぜなら、すでに大負けしているから大きく取り戻したい ・・・という欲望に完全に心が支配されてしまっているからです。 Aさんは今後も大きな損を重ねるはずです。 そして最後は相場から完全に退場することになるでしょう。 一方Bさんは、Aさんと違って、身の丈をよく知っていました。 自分が冷静に運用できる金額は100万円までで、 それ以上になると損切ができなくなることも知っていましたから、 その範囲を超えない額でやることを第一としたのです。 結果的には、それが大正解。 Bさんは大もうけはできなかったですが、安定的に毎月勝つことができたのです。 Bさんは毎月トレード報酬が+10万もあれば、御の字だと自分に言い聞かせました。 これからもBさんは身の丈のトレードを守っている限りは、利益を残すことができるでしょう。 さて、この話を聞いて他人事ではないと思った方も多いのではないでしょうか・・・? トレードで勝てないという方へ、私がアドバイスすることはただひとつです。 「運用額を下げてください。それもケタ1つ下げましょう」 100万円で勝てないなら、10万円で、 10万円で勝てないなら、1万円でやりましょう。 勝てない人の大半は、運用額が大きすぎて自分が冷静に扱える限界を超えているから、 トレードにならないのです。
「トレードで勝てる能力」と「運用金額を増やせる能力」はまったくの別物です。 つまり「トレードで勝てる」と「大もうけができる」は、イコールではないんです。
自分が冷静にトレードできる運用額の限界、それをよく認識して、 Bさんのようにトレードをしてください。



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# FX意識改革69 「あきらめなければ夢は叶う」のは何故か?

「あきらめなければ夢は叶う」


という陳腐なセリフがあります。

しかし、これは綺麗ごとではなく、現実的にそうだと思います。

みなさんは、この言葉の真意を考えてみたことはあるでしょうか・・・?

どうしてあきらめなければ、夢が叶うのでしょうか?

それをちょっと深く考えてみましょう。


この世の中の基本原理は競争です。

あらゆる分野があり、その中で競争に勝ってきたものだけが成功をつかめます。

競争に勝つためのコツはただひとつ。

競争の相手が「苦しい、もうダメだ」と思うところで、あきらめずに粘ってみる。

ただそれだけです。


受験の勉強は苦しい、嫌だ、もうヤメたい。
会社は厳しい、嫌だ、もうヤメたい。


誰もが思います。
それはみんなが通る道です。

自分が苦しいときは、ライバルも苦しい。
同じ人間ですから、苦しいと感じるポイントは同じです。

そう思ったところで己を殺して粘ってみる。
それで、大勢の人より一歩先にいけます。

受験勉強なら愚直にやっていれば、ライバルたちは怠けて勝手に脱落してくれます。
会社も愚直に勤めていれば、ライバルたちは辞めるかモチベーションを失い、
結果として残った自分が昇進するようになります。

いいかえれば、この世は単なるガマン大会です。
洗面器に顔をつっこんで、誰が一番ガマンできるのか?

どの分野でも競争の本質はただそれだけのことです。


この図式は、もちろんトレードの世界にも当てはまります。

トレードは簡単には勝てません。経験がいります。
新規参入者はすぐに「勝てない、もうダメだ、やめよう」とあきらめる。

これって当たり前ですよね。
だって、みんな「楽にお金をもうけたい」からトレードをやっているわけですから。

でも、そこで、あきらめずに少しだけガマンして立ち止まってみる。
そうすることで、あなたは新規参入者よりも多くの経験を得ることができ、
次第に市場参加者の中で有利な立場になっていきます。


あきらめなければ勝てるようになる・・・

それは、トレードの世界でも同じです。
ただ、問題なのはトレードの世界はお金がかかっているということです。
お金がなくなってしまったら、必然的にあきらめるしかありません。

だから、勝てるようになるまでお金を使うのは止めましょう。
お金を使わずにデモで勝てるようになるまで練習する。
それだけを人より粘り強くガマンして続けていくだけでいいのです。

なぜなら、大勢の人はデモをやることはありません。
先に書いたように、簡単に儲けたいからトレードやっているわけです。
だから練習なんてやらないのです。それが普通の参加者です。

しかし、そこで大勢の人に反してデモで愚直に練習を続けていく。
そうすることで、トレードの世界で「無料」で経験を身につけることができ、
経験がほとんどない大勢の参加者より有利な立場になれます。


「夢はあきらめなければ叶う」


この言葉は綺麗ごとではないのです。
なぜなら、大勢の人はあきらめてくれるから・・・
それも、すぐにあっけなく簡単にあきらめてくれるのです。

という相手が弱音を吐くまで粘り続けるというような、
ちょっとズル賢い現実的な考えが含まれているのです。


蛇足を書いてしまいますが、

「苦しい嫌だ」というのは、トレードのポジションにおいてもよくありますよね。
急落や急騰の相場では、みんなが「苦しい嫌だ」と思って、すぐに簡単にあきらめて投げてくれます。

それも簡単に、あっけなくです。

みんながあきらめてくれるポイント。
それこそが実はエントリーのポイントなのです。

「苦しい嫌だ」と損切した瞬間、なぜか回復していくのはそういうことです。
ちょっと苦しい思いをさせれば、骨のない参加者は降りてくれる
それをプロたちは知っているのです。

自分が「苦しい嫌だ」と思うところで立ち止まってみてください。
そこには、宝が眠っているのですから・・・



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| - | - | 02:02 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革68 FXをゲーム化して考える
昨日、NHKのクローズアップ現代で、「ゲームフィケーション」が特集されてました。
このメルマガにも書いたエイズウイルスの話も大きく取り上げられてました。
私の提案した「FXをゲーム化して攻略する方法」とは、まさにFXのゲーミフィケーションということです。FXをお金から切り離して、楽しいルールを決めて、単にハイスコアを競うゲームにしてしまう。そう考えて実践すれば誰でも上達していけるはずです。


つい一昨日のことですが、 「ゲーマーが科学の難問をたった3週間で解明した」 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437 (AFPニュースサイト) というニュースが大きく報道されました。 読売新聞やヤフーのトップでも掲載されていたので、 目にした方も多いかと思います。 ニュースの内容は、 「10年以上科学者の未解決問題であったたんぱく質の構造を  オンラインゲームの参加者がたった3週間で解き明かした」 というものでした。 そのオンラインゲームは「フォールドイット」(たため!)と呼ばれ、 研究者がたんぱく質の構造を把握するために作ったパズルゲームで、 効率の良いたんぱく質のたたみかたを競うというものでした。 ここで、米ワシントン大の研究者が、 10年間わからなかった猿のHIVウイルス酵素の効率的なたたみかたを出題したところ このゲームの参加者が次々とたたみ方を競いあって、 たった3週間で安定した三次元モデルを作り上げてしまいました。 教授らはこの結果にたいへん驚いたそうです。 この結果がなぜ大々的に報じられたかというと エイズの治療薬を見つける鍵となりそうな、大発見であったからです。 そんな人類の未来を左右する問題を 単なるゲーム愛好家たちが、いとも簡単にあっさりと解き明かしてしまったのです。 このニュースが示すように、 オンラインゲームのプレイヤーやPS3の愛好家たちが、 FXをやったらたぶん簡単に勝ってしまうのではないか? と私はよく考えるのです。 なぜなら、 ゲームが好きな人というのは、純粋な人だからです。 純粋に「ゲームで高得点を残したい」とか「ゲームをクリアしたい」と考える人たちです。 そうした人たちが、FXをやれば、 たちまちチャートから優位点を効率よく探す方法を考え、 まさにゲーム感覚で絶妙なポジションを持ち、 有利になったらガンガン攻め、不利になったらとことん守り、 そうしているうちにとんでもないハイスコアをたたき出すと思います。 それこそ経済をあれこれ難しく考えている大人がやるより、 パズルゲーム感覚で考える小学生がやったほうが、遥かにいい成績になるでしょう。 ・・・・・でも、 「そんなこといったらゲーム好きな人は誰でも億万長者じゃないか?  実際はそうなっていないのではないか?」 という意見もあると思うのですね。 はい、そのとおりでしょう。 現実的にはそうなっていないです。 そうなるには条件が2ついると思うのです。 ひとつは、FXにゲーム的なルールを加えることです。 現行のFXにはルールなんて何もないのです。 基本的にどこまでいってもゲームクリアにならないし、 そもそも何をどうやればいいのか?というのも提示されていません。 それはスポーツにたとえたら、 「ここにボールがあります。何をしてもいいです」 というめちゃくちゃな競技です。 当たり前な話ですが、 どんなスポーツでも、ゲームのルールがあるから プレイヤーが真剣に競うことができます。 ところがFXの場合には、何をすれば勝てるのか?といった ルール自体がもともと提案されていないのです。 何をすれば勝ちになるのかわからない状態では、競い合いにはなりません。 サッカーのようにルールが決められていれば、 人はその限定されたルールの中で競いだします。 FXはそうしたルールが欠如しているから、勝てない。 それを加えることがゲーマーが勝つための条件のひとつです。 そしてもうひとつは、FXからお金儲けを切り離すことです。 FXをやる人の中にもゲームが得意だった人も たくさんいると思うのですね。 でも、そうした人でも勝てないのがFXでもあります。 それはなぜか? それは、具体的なルールが決められていないというのもありますが、 根本的にお金がかかっているのが原因だからです。 政教分離という言葉がありますが、 FXで勝つには「金」「競」分離です。 お金を稼ぐのと成績を競うということを、分離しなければ勝てません。 逆にそれができたとき、FXは勝てるゲームになると思います。 それこそゲーム愛好家は、FXで勝ちまくると思います。 というわけで、 この度執筆した「FXをゲーム化して攻略する方法」は、 その方法を提案したものなのです。 「FXは、単なるゲーム」 私たちは経済を研究する高尚な学者ではありません。 単なる投機家です。 ならば、そう割り切ってシンプルに勝ちましょう。


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| - | - | 12:36 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革67 あなたが損切できる額は、いくらまでですか?
トレードで勝てる=億万長者になれる

と、考える方が大勢います。
しかし、これはイコールではないです。

イコールだったら、私も副業で教材を作ったり、
こうしてメルマガを発行したりしません。
トレードしながら世界旅行でも楽しんでいるはずです。


それがイコールにならない理由。

それは「損切」にあります。


みなさんはどのくらいの額まで損切ができますか?


私はせいぜい10万円が限界です。

やろうと思えば100万以上の損切も行えるかもしれませんが、
やれたとしても、1回が限度でしょうか・・・
とてもではないですが、それを10回も20回も連続で続けられません。

10万でさえも10連続損切となると、精神的にキツイです。
冷や汗が出て気分が悪くなります。

なのでその半分の5万円の損切が限度、
それが私の身の丈=器=才能ということです。

で、
5万円の損切が限界のデイトレーダーが稼げる金額は、
月に100万〜200万程度です。

なぜそのくらいになるかというと、
リスクとリワードを1対1にして、
たとえばドル円50枚で10pipsを積み重ねるトレードをやるとしますね。

1日10回トレードをして、
6勝4敗でまわせれば、差し引き+20pipsで、
+10万円ですね。

これをコンスタントにやるとしても、
月+200万程度が、やはり限界です。

実際はもう少し長いスパンで見ていかなければならないので、
流れが悪くなると損切が長く続くこともありますし、
やはり5万円以上の損切は、精神的にキツくなってきます。
結局、それがトレーダーとしての私の限界です。


もし、トレードで月間数千万を稼ぎ出せるのなら、
1トレード100万円以上の損切が苦なく行える人です。

100万円の損切りが苦なく10連続、20連続で行える・・・
そんな人、そこらにいるわけがありませんよね。

できるとすれば、
資金の桁が違っていて、他人のお金を運用するファンドのトレーダーか、
まさにお金がどんなに増えようとも、
その価値をゼロとして考えられる天才的なトレーダーです。 なのでトレードで勝てる=億万長者になれる ということにはなりません。 トレードで勝つことは、それほど難しくないと思うのです。 難しいのは、運用金額を上げることです。 たとえば、1トレードの損切が1円なら、 みなさんも楽にトレードできるんじゃないでしょうか? そのくらいなら100回連続で損切したって悔しくありませんから、 それでやれば、大勢の人が勝てるようになると思います。 しかし、1トレードの損切が1万円だったらどうでしょう? ちゃんと損切できるでしょうか? それも1回だけではなく、10連続、20連続で行うことができるでしょうか? それをよく考えて、自分が損切できる限界を自覚してください。 私の場合は、それが5万円が限界です。 その額が限界を超えると、メンタルは崩壊し、ルールは守れなくなります。 (ここがめちゃくちゃ大事なとこですよ!)

たとえば5万円の損切を冷静に実行できる私が、 欲張ってドル円500枚のトレードで、±10pipsの範囲でトレードをするとします。 この場合の1トレードの損切は−50万ですが、 それがリスク管理的に適正な値だったとしても、 ルール守れる自信はまったくありません。 たぶん損切ができて、1、2回です。
あとは損切できませんね。きっと顔を青くして放置してロスカットでしょう。
つまり損切できない時点で、すでに自分が運用できる限度額を超えているということです。


最大で600枚のトレードを過去にやったことがありますが、 そのプレッシャーは半端ないものです。 ポジションを取った瞬間に、すでにスプレッドで−10万以上の損が出たりして、 少しでもマイナスにいけばあっという間に−50万、100万になったりします。 さすがに損が100万以上になると、伊豆でリゾートマンションが買えてしまうとか そういう気分になってしまいます。 このように限度を超えたトレードをやってみればわかりますが、 やったら絶対にチャートから離れられません。 100%24時間チャートに張り付いて、お祈りトレードです。 本気で冷や汗がでますし、相場が反対にいこうものなら、 どんな温厚な人間でも、人が変わったように怒鳴り散らすでしょう。 というように トレードは余剰資金で運用することが大事ですが、 余剰資金って、いま余裕のあるお金ではないんですね。 自分が損切してもストレスのない額、 それが本当の余剰資金ということです。 損切額の限界がいくらになるのかは、 トレード経験量とその人自身が持つ器=才能によって決まってきます。 自分の器を見定めて、背伸びしない身の丈のトレードを心がけてください。


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| - | - | 02:45 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革66 報酬の真の価値
我々の世界は、事実上「お金」で物事が動いています。
生活をするためにお金が必要であり、お金を稼ぐために仕事をしています。

そのため、いつのまにか、
お金が心の中心にいつもあって、
なんでもその尺度で考えるようになってしまいがちです。

その「お金」中心の考えは、
社会では成功から遠ざかり、相場においても勝つことから遠ざかります。


たとえば、仕事の給料のことを考えてみましょう。

なまじ仕事ができると、あれもこれもやってくれと
上司に頼まれますよね。

そうこうしているうちに自分の仕事量が増えてしまい、
たいして働いていないヤツと同じ給料なのに
倍働かされてしまうという状態になったりします。

「なんでこれだけ仕事しているのに給料が上がらないんだろう?」
「もしかして、俺は馬鹿なのか? 余計な仕事を増やして苦労しているだけか?」
「だから他のやつらは出来ない振りをして最小の労力でうまく
 給料だけもらっているのか? じゃあ俺もそうしよう!」

と、考えたりする。
よくある話ですよね。


でも、こう考えてしまっているのであれば、要注意です。
なぜなら、いつのまにか「お金」に身も心も奪われてしまい、
「お金」中心で物事を判断する人間になってしまっているからです。

上記のケースは、すべて「お金」だけで物事を判断しています。
本当の報酬の価値は、「経験」を加味して判断すべきなのです。


上記の例をポジティブ変換するとこうなります。

「この仕事は初めてやるやつだな。仕事量は増えるけどいい経験になりそうだ。」
「もしかして、やっているうちに凄いノウハウをタダで得られるかもしれないぞ・・・」
「会社が潰れたとしても、このノウハウだけ吸収できれば、別のところにも転職できるし、  
 事業を立ち上げたときも役立つことがあるだろう」
「なら、会社をとことん利用して、いろいろ勉強させてもらおうか」


こう考える人がいたらどうでしょうか?

ちょっとずる賢いかもしれませんが、
この人は「お金」を中心に動いていませんよね。
あくまで経験の蓄積=自分の成長を中心に物事を考えられる人です。



さて本題に入りますが、
相場においても、同じような考え方が、成功に通じるのです。

トレードをはじめたうちは経験がないから、当たり前ですが負け続けます。
お金を得るためにやっているのに、報酬がないどころか、逆に取られる始末です。
本当に「お金」を目的とする人からすれば、やってられないアホらしい事態です。

でも、相場で真に取るべきものは「お金」ではないのです。
真に取るべきものは相場においての「ノウハウ」
すなわち「経験」なのです。

初めて相場に挑むなら、相場からお金を得ようと考えずに
相場に「勉強させてもらう」という殊勝な気持ちで励むことが大切です。

だから最初は無報酬でもデモをしっかりやってください。
じっくり1年ぐらいはやりましょう。
それは、会社においての下積み時代=給料の安い新入社員のときとまったく同じことです。

デモをやっているときは時給0円です。
表面しか物事を見られない「お金人間」なら、本当にアホらしいことです。
でも、それは決して無駄なことではありませんよね?
確実に未来の自分への報酬につながっているのです。

つまり、お金よりも経験こそが大事だということです。
やっていることから、どんな経験が得られるのか?
その経験の密度こそが、自分に対しての真の報酬なのです。

なので、いまお金にならないことをやっていて悩んでいても
将来において必ずお金になるというスタンスで常に励みましょう。

目先の損にとらわれずに
未来の自分に投資できる人になる。

それは現実社会でも相場でもまったく同じことなのですから。

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# FX意識改革65 絶対に負けてしまう心理状態とは?
今回は、トレードで必ず負けてしまう
3つの心理状態についてお話したいと思います。

この心理状態に陥ったら、負け組み確定です。
どんなにトレードの技術や相場観が優れていても、
時間がたてば必ず証拠金はゼロになってしまいます。

では、その心理状態とはいかなるものでしょうか?


<必ず負ける心理状態 その1>


「損が許せない」状態


信じられないことですが「損切りをする」という行為が
選択肢にないトレーダーが大半であると、私は思っています。
損切をしない理由の根底にあるのは、「損をしたくない」という考えです。

たしかに日常生活では、みんな損をしたくありません。
少しでも良くて安い商品を手に入れたいですし、
車などの大きな買い物をするときは即決をせずに合見積を取って
粘り強く交渉するはずです。それが普通の消費者の姿です。

投資だってお金を増やしたいからやっているわけで、
お金を減らすなんて考えられないのは、当然といえば当然です。

でも、トレードではこの「損が許せない」という考えは論外なものです。

なぜなら、トレードでは損切は絶対に避けられないからです。
損切をしないで勝ち続けることは、神様にしかできません。

「いつか戻ってくるだろう」と思って損切をしない。

それがたまたま成功すると
「ほら、損切りしないほうがもうかるじゃないか」と誤った考えが植えつけられます。

しかし、あなたはその1回で金輪際トレードをしないわけではないですよね? 
これからも数十回、数百回、数千回とトレードを重ねていくわけですよね?

「いつか戻ってくるだろう」

それを何度も続けているうちに、いつか戻ってこないときが必ずやってきます。
すると、顔を青くして追加入金を繰り返し、毎日チャートを見ながら正当化を続け、
最後はとんでもない暴落が来て大損をして終わってしまうのです。

損切は「しない」でも「したほうがいい」でもありません。
絶対に「しなければならない」ものです。

これが理解できないと、トレードで勝つことは不可能です。



<必ず負ける心理状態 その2>


「もうけそこないたくない」状態


相場が戻ってくるまで待とうと考えるのは、
どちらかというと消極的かつ保守的なトレーダーなのですが、
積極的なトレーダーは、ちょっと違います。

彼らは常にもうけたいと思っていて、
そのチャンスを逸することをいつも恐れているのです。

たとえば、この前のスイス円が10円もあっという間に下がったとき、
こんなように考えてしまった人がいるのではないでしょうか?

「たまたま見ていないときに限って相場が10円も動いた!」
「ああー、100枚ショートしておけば1千万ももうけられたじゃないか!」
「なんていう大損をしてしまったのだ!!」

たまたま自分が取引していないときに相場が動く、
または自分が損切で相場から降りたときに限って、
あざ笑うかのように一瞬で大きく動き出す。

こうしたことを体験すると、
たいていの人は、悔しがり、頭に血が上ります。

頭に血が上るとどうなるか、それは火を見るより明らかです。
リスク管理は放り投げて、大玉で全力投球をやりだすのです。
たいしたチャンスでもないところで常にフルレバレッジのトレーディング。
それはもうけそこないたくないという欲求がそうさせるのです。

この心理状態に陥ってしまうと、
「戻ってくるのを待とう」と考えているトレーダーよりも
早く退場に追い込まれます。

大きく動き出すのを見逃してしまうのが怖いから、
24時間チャート画面を監視していなければ
気がすまない状態になってしまいます。

そして、たまたま大きく動いたときを捕らえることができたとしても、
それで味をしめてしまい、少々のもうけでは満足することができなくなるのです。
次もまた無茶なトレードを繰り返し、
連敗の流れになったときに証拠金を全部吹き飛ばして終わるのです。

結論からいうと、こうなってしまうのは、
トレードの報酬の考え方が、根底から間違っているからです。

トレードは、一攫千金狙いでやるものではない。

相場がどんなに動いても、一日10pips取れれば大満足でよしとする。
FXは、そのくらいの報酬が限度なのだという考えであれば、
もうけそこなうという恐怖は消え失せるはずです。



<必ず負ける心理状態 その3>


「負けを取り戻そうとする」状態


古今東西の賭け事において最悪の心理状態がこれです。
トレードで負けると、普通の人は負けた額を取り戻そうとします。
負けた額を取り戻すためにその人はどういう行動を取るでしょうか?

追加入金をして、相場が戻るまで待つか、
ロットを大きくして負けた分を一気に取り戻そうと考えるはずです。

そうなると無茶な取引が多くなってきます。

たとえば、100万円を用意して、1割の10万だけ勝とうというのは、わりと簡単です。
しかし、10万円で負けた100万円を取り戻そうというのは、至難の業です。

こうして書いてみると、当たり前ですよね。

しかし、大負けした人は、小額で大金を取り戻すという
ギャンブルトレードに手を染めるのです。

そうなってしまったら、もう終わりです。
どうにもなりません。


以上3つの絶対負ける心理状態にはまってしまったら、
すべてのポジションをクローズして、深呼吸してから以下の文を読んでください。


 負けた額のことは忘れて、
 またコツコツ積み上げていこう。

 トータルで一日10pipsも取れれば十分だし、それ以上はいらない。
 だからどんなに相場が動いても気にしない。
 最後まで自分のペースでトレードをしよう。


この心理状態になれば、きっとトレードは勝てるようになります。
相場に振り回されずに最後まで自分のペースを貫いてください。

蛇足ですが、1日10pipsのもうけでは足りないと思ったら、
運用額を上げるしかありません。

1日1万円勝ちたいなら、最低でも100万円
1日5万円勝ちたいなら、最低でも500万円
1日10万円勝ちたいなら、最低でも1000万円

必要になります。

トレードとは、一攫千金は不可能であり、結局はそういうものです。
それに気づけないと大金を失うことになります。


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# FX意識改革64 好調・不調のときの過ごし方
前回は凧揚げにたとえて
風が吹く状態(好調期)と吹かない状態(不調期)があるということをお話しました。
今回はその期間の過ごし方についてのお話です。

トレードを続けていると、必ず好調、不調の波が押し寄せます。 好調のときは、何をやっても上手く行きます。 たとえば試しに買ってみたポジションが見る見る内に利益を出したり、 寝るときに利益確定の注文を出して翌朝起きてみたら、 ピッタリ利食いできていたりします。 考えることすべて上手くいって、10連勝を達成することもあります。 逆に不調のときは、何をやっても上手くいきません。 損切をした瞬間にすぐに回復するようなことが連発します。 そうしたことが続くので今度は損切をしなかったら、 そういうときに限ってどんどん逆にいくのです。 裏目を何度もくらって資金がどんどん減り、 10連敗をしてしまうこともあります。 というように書けば、好調と不調は、 表裏が一対だということはわかりますよね?  どんな人でも決して好調だけが続くことはないし、 不調だけが永遠続くこともないのです。 長く続けていれば必ず好調・不調は誰にも等しく訪れます。 しかし、大勢の人はこの大前提を理解せずに、 一喜一憂で感情的にトレードをしています。 自分だけは幸運が続くと信じて、勝っているときは有頂天になり、 不調になったら「なんてついてないんだ」と頭に血が上る人が、 実に大勢いるのです。 ここで好調のときと不調のときに勝ち組と負け組が、 どういう気分になるのかを考察してみましょう。 <勝っているときの考え方> 負け組が、勝っているときにどういう気分になるかというと、 エントリーしたポジションが次々に利益を生むので、 知らず知らずのうちに行動が大胆になり、油断をするようになります。 どんどんお金が増えるので、増えたお金を全部注ぎ込んで フルレバレッジのトレードをしたり、または出金して豪遊をしてしまいます。 負け組は、勝つと心が緩み、お金をどんどん使ってくれるのです。 ただの欲深い人になってしまうのです。 では勝ち組は、どうでしょうか?  勝っても心は緩みませんし、決して油断はしません。 次に不調の波がくるのはわかりきっているので、 それに備えて資金を貯めることを考えているのです。 勝ち組は、勝っても心が緩まず、 次にくる不調期に備えた行動をするのです。 勝っているときこそ慎重に行動をします。 常に童話のアリとキリギリスのアリの考えです。 <負けているときの考え方> 負け組が、負けているときにどういう気分になるか?  それは簡単に想像ができます。 10連敗とか信じられない負けを続けてしまうと、 自分の不運を嘆き悲しみます。 買うと下がり、売ると上がる。 まるで相場が自分を貶めるように逆に動きます。 そうしたことが10回も続けば、普通の人は嫌気がさします。 そして自暴自棄になります。 最初に決めたルールはすでに頭に血が上っているので守りません。 そしてレバレッジを高めて取り戻そうとして、 滅茶苦茶なトレードを始めるか、 損切をしないで戻ってくるまで待つという暴挙に出ます。 その結果は、火を見るより明らかで、必ず資金が吹き飛んで終わります。 負け組は、負けると頭にきて、 ルールを守らずにお金を取り戻そうと無謀なトレードを始めるのです。 相場に対しての復讐者になってしまうのです。 では、勝ち組はどうでしょうか?  勝ち組の人は好調不調の波が交互にくることを知っています。 なので、不調期の過ごし方こそ勝つための秘訣なのだと理解しています。 不調期のときは、できる限り損を小さくすることに努めます。 負けが続くことは仕方がありません。 そんなのは折込済みですし、そのために好調期に貯金をしてきたのですから。 勝ち組は、不調期こそいつもと変わらずに しっかりとルールを守ることが肝心だということを知っています。 そして、勝ち組たちは常人と逆の発想を持っています。 「どんどん損切りをして、不調の膿を出し切ろう」とか、 「不調期間は損切をどれだけ縮められるか挑戦だ」とか、 「これだけ連敗ができたから次にくる連勝期間が楽しみだ」などと考えています。 不調期を楽しんでいる余裕すらあるのです。 なんで不調を楽しめるのか? そうやれば、結果として儲かることがわかっているからです。 というように、不調期にこそ腐らずにしっかりと ルールどおりにトレードすることが大事なのです。 それが、明日の勝利につながっています。 好調と不調の波は、人々の感情を揺さぶりますが、 連勝や連敗はいわば飾りです。 好調と不調の波を足して2で割ったところに本質が現れます。 それこそが大事であるということを常々忘れないようにしてください。 自分がいままでやってきた行いの結果が、そこに現れるのです。 自分が信じてやってきたことは、長期になってやっと日の目を見るのです。 それは、トレードだけではなく、人生もまた同じだと思いませんか? 


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# FX意識改革63 好不調の波を知る
トレードは、調子がいいときもあれば、
とことんツイていない展開になることもあります。

調子がいいときは、なにをやっても上手くいき、資金も急激に増えますが、
調子が悪くなると、とたんにトレードのリズムが乱れて大損をしてしまうものです。

今回は調子が悪くなったときの対処法について、お話したいと思います。


いきなり話がそれてしまいますが、
最近、私の趣味に凧揚げが加わりました。

凧揚げといっても、普通の和凧やゲイラカイトではなくて、
最近開発されたリアルな鳥のように飛ぶバイオカイトというものです。
上空を鳥のように旋回するように飛びます。

専用のリールが付いた竿でトビなどの鳥の形をした凧を揚げるのですが、
あまりに挙動がリアルなので、うまく飛ばすと本物のトビが寄ってきたりします。

公園で飛ばすと必ず「え! それなんて凧ですか? どこで売っているんですか?」
と話かけられるんですが、ネットでしか売っていません。

とまぁ、大人趣味的な凧なんですが、
リラックス効果もあり、トレードの気分転換には最適です。
興味ある方は「バイオカイト」で検索してみてください。


で、この凧揚げが意外にスポーツ性があり、とても面白いものです。
テクニックが必要で、練習しないと上手く飛びません。

まず最初のフライトが肝心で、
低空では常に乱気流が発生していて、
風が吹いたときにすぐに上空30mまで飛ばさないと、すぐに墜落してしまうのです。

しかし、上空30m以上に揚げることができれば、
風が多層になっていて、少し落ちても下の風に支えられるようになります。
こうなると、安定してちょっとやそっとじゃ落ちなくなり、グングンと上昇をし始めます。
低空域を脱することができれば、凧揚げはかなり楽になるんですね。

このあたり、FX開始直後によく似ているなと思います。
資金が少ないうちは、何度もお金を失いますが、
ある程度資金が増えてくると、無茶なトレードをしない限りは、墜落することはなくなり、
余裕をもってトレードをできるようになります。
資金の少ない低空域を脱すれば、トレードも楽になってきます。

あるいは、上昇トレンドも上昇気流のようなものですよね。
いったん上がり始めれば、幾重にも風が吹き(買い支えが入り)、
ちょっとやそっとでは落ちてこなくなります。
こうなれば、あとは風まかせのごとく、楽に稼ぐことができるようになります。


しかし、一転して風がやんでしまうと、ピンチになります。

上空で風が吹いているときは、凧はグングン飛んでいきますが、
風がやんだときは、その場でじっと耐えなければなりません。

具体的には、風が来るまでは、糸を少しづつ巻き取りながら、
凧を滑空させひたすら風がくるのを待ち続けるのです。

このときは凧の高度はジワジワと落ちていき、苦しいところですが、
耐えていればまた風が出てきて上がり始めるのです。
逆に焦って糸を強く巻き取ったりしていると、凧の挙動が乱れ急落につながってしまいます。
ただ、ジッと耐え続けることが必要なのです。


このあたりもトレードでもよくある展開ですよね。
ルールどおり正しいトレードをしているのに、
損切りが3回、4回と続いてしまうことがあります。

このときに焦って方針をかえたり、無茶なトレードで一発逆転を狙ってしまうと
回復するどころか急降下になってしまいます。

結果的にジタバタ動いたほうが大損をしてしまい、
ジット耐えていたほうが微損で苦しい区間を通り抜けて、
また利食いが連発できる好調な区間につないでいくことができるのです。

このようにトレードでも好調と不調の波があるということをまず最初に認識して、
不調のときはどうすればいいか? それを常に覚悟しておくことです。

不調のときは、ジワジワ損が拡大していくと思いますが、それでいいのです。
損することは避けられません。それを小額に留め続けるということが大切なのです。

耐えることなくして、勝利はありません。
耐えていれば、やがて風が吹き始め、ドローダウンの期間は終了します。
そして、耐えた者だけに、そのご褒美として、ボーナスのような大勝が与えられるのです。


いままで凧揚げにたとえて、不調時のしのぎ方を話をしてきましたが、
これって、すべてのことについてもいえますよね。

スポーツで負けているときもそうですし、
人生が上手くいっていないときもそうです。

たとえば嫌な仕事ばかりで、会社をやめたいなーと思っていても
そこで焦って決断せずに、地道に日々やれることをやり、耐えていれば、
また仕事が面白くなってくるという流れになったりします。

といように、
すべてのものにはバロメーターのような
好不調の波があるのです。

だから、トレードで学んだことは、すべて日常に通じていますし、
日常で学んだことは、すべてトレードにも活かすことができます。

不調のときも自分自身の考えをいかにブレさせずに貫けるか?

いかに決めたことを徹底できるか?

・・・ということですよね。


あえて私がいうまでもなく、
みなさんは今までの人生経験ですでに知っているはずです。
ぜひ、それをトレードに活かしてみてください。


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# FX意識改革62 ミスを防ぐための考え方
相場を攻略するには「確率」的な考えが必要です。

一回一回は勝ち負けがあるにしても
利益と損を五分五分で行い
100戦やって60勝40敗の勝率60%を保てば勝てる
ということになりますよね。

まじめにFXに取り組んでいる方は
すでにこの考え方はご存知だと思います。

けれども、この「確率的に考える」というのは、
勝敗以外のことでも重要なんです。



それが、ミスについてです。


「よくFXで勝つためにどうすればいいか?」と聞くと誰でもこういいます。

「ルールを守れば勝てる」と。

たしかに手法が確立しているならあとはそれだけなのですが、
まさに言うは易く行なうは難しです。

書いている人もルールは守れていないのが本当のところだと思います。

私も教材でルールを守ることは大切だと書いていますが、
私だってルールを守れないことも多々あります。

ルールを100%完璧に守るなんて、
そんなこと人間だからできるわけがないのです。

しかし、ルールを守るのは大切です。

そこで、このように確率的に考えるわけです。



「ルールは90%守ればいい」



これでどうでしょう? 
逆に守りやすいイメージがわいたのではないでしょうか?

たしかにルールを100%守ることは難しいです。
でも、1回ミスをしていいのであれば、
逆に精神が楽になって守りやすくなるはずです。

守れなかったときは、痛い目を見ますが、
90%守れているなら退場にはなりません。
(ただし損切だけは決めたラインでできなかった場合でも、致命傷になる前にはしてくださいね)



つまり、「ルールを守る」ということは、

ルールを守ることができる精度=パーセンテージを上げていく、ということです。

5割しか守れない人は、せめて8割は守れるようになりましょう。
9割方守れてきたら、それを9割9分まで引き上げる努力を常にしてください。

そのような努力の積み重ねによって、
ルールが現実的に守れるようになってくるのです。




同様なもので「ミス」があります。

ミスもルールを守ることと同じで、100%ミスをなくすことはできません。

たとえば、工場で製品を作るとしますよね。

どんな工場の製品ラインにも不良品というものは出現します。
そして、ここが面白いことですが、
不良品というのは統計学的に出現確率が決まっているのです。

ある工場のデータを調べて、不良品の確率が0.001%だとすると、
100万個も製品を作れば必ず1000個出てくることになります。

人間でなくても機械がやってもミスは避けられないということです。

「ミスを絶対になくす」というスタート地点からは、何も生まれません。
その前提からして間違っているわけです。

そこで、前提を「ミスは必ず出るものだ」と変えましょう。

その前提を踏まえて、ミスの割合を削減していく、
ミスが出たら引きずらないように切り替えていく・・・
という「確率的」な考え方が重要になってきます。

誰だって、
ルールを100%守ることはできません。
ミスも100%なくすことはできません。

人間だから当たり前のことです。

だけど、努力すれば
ルールは90以上%守れるはずです
ミスも9割以上なくせるはずです。


このように確率的に考えれば、

ルールをもっと守ろう=守れる精度を上げていこう。
ミスをなくそう=ミスをできる限り少なくしよう。

というような向上心が芽生えるはずです。


この世に完璧なことなど何一つありません。
しかし、確率的に考えていけば、解決できることは多くあります。

トレードも人生もそのように考えてみてください。

人生だって100%満足することはありませんが、
努力すれば、90%は満足できるのではないでしょうか?

それだけ満足できれば「御の字」ということです。

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# FX意識改革61 「失敗は成功の母」
今日は「失敗」をテーマに話したいと思います。

成功をしている人に「どうやって成功しましたか?」と聞くと
十中八九同じ答えが返ってきます。

それは、「たくさん失敗してきたから、成功できた」という答えです。

成功者は誰もが人には言えないような失敗をしています。
乱暴な言い方ですが、馬鹿をたくさんやっている内に
「あれ?これはいけるんじゃない?」
というモノをつかめるということです。


たとえば、身近な例で仕事先でのお昼ご飯のことを考えてみましょう。

昼食に外食をする場合、あなたならどうしますか?

A いつものなじみの店に行く
B いったことのない店に行く

Aを選択した人は、変化より安定を好む人です。

いつものなじみの店に行けば、新しい刺激はないですが、それなりに満足ができます。

Bを選択した人は、変化を好む挑戦者です。

この場合、まずい店にも高い店にも当たることがあります。
でも、たまにとびっきり美味しくて安い店や、
ちょっと洒落た店なども見つけることができます。

そのうち、いろいろなジャンルのお店を知ることができ、
豊かな昼食時間を過ごすことができます。
そして、同僚や友人にお店を紹介すれば、
「あの人はお店に詳しい」という評価が高まり、ちょっと尊敬されるでしょう。

というように、多くの失敗をしたほうが、結果的にいろいろ得をするということです。


いま、食事にたとえましたが、仕事でも同様ですよね。

仕事において失敗を恐れて挑戦をしない人は、並みの仕事しかこなせません。
そつなく仕事はこなすものの、会社からして見れば平凡な社員で、
会社の稼ぎにあまり寄与してこない人材です。
こうした社員は目だった実績がないので、リストラされやすいのです。

一方、失敗を恐れずに挑戦する人は、失敗はたくさんありますが、
失敗している最中にさまざまなノウハウを蓄え、
やがてそれを帳消しにする大仕事を成し遂げたりします。
会社としてみれば、失敗のロスよりリターンのほうが大きいから、
有用な人材となります。


いま、仕事にたとえましたが、恋愛でも同様ですよね。

失敗を恐れて異性にアプローチできない人は、
最後まで孤独なままで終わります。

一方、失敗を恐れずに異性にアプローチする人は、
振られることも多々あるでしょうけれど、
良い恋愛ができる機会も必ず訪れます。
いつか自分にピッタリの人を見つけることができるでしょう。


・・・ということですよね。全部同じことなんです。

つまり「挑戦すること」それ自体が成功とつながっているわけです。

失敗を恐れて何もしない、何も試さない人は、自分の世界が狭いまま終わります。
失敗を恐れずになんでも経験した人は、自分の世界がどんどん広がっていきます。

「そんなことわかっている」と思う方もいると思いますが、
いまいちど、深く考えてみてください。


「あなたは、ありとあらゆることに対して、失敗を恐れずにできていますか?」


失敗から成功を導き出すということは、すべてにおいていえることなのです。

仕事は失敗を恐れていないつもりでも、恋愛はどうですか?
または、自分のファッションはどうですか?
または、聞いている音楽はどうですか?
または、いつもの買い物はどうですか?
または、余暇の過ごし方はどうですか?

失敗を恐れていつもと同じことをしたり、同じ店や物を使って満足していませんか?
いつも新しいことに挑戦しているでしょうか?

小さなことも大きなことも本質の仕組みは同じです。
ならば、ありとあらゆることに対して、
どんどん失敗をしたほうが、あとあとの得になるのです。
それが自分の懐、器量を大きくしていきます。
リスクを恐れずに挑戦できる人が、人生の成功者になるのです。

・・・と、まあ、えらそうなことをいってしまいましたが、
私も失敗を怖がってしまう普通の人間です。
常に日々積極的な失敗をしていきたいと思っています。


で、本題に入りますが、それはまた相場も同様なんですよね。

リスクを恐れてエントリーしない人は、利益を得ることができません。

残念ながらエントリー(挑戦)のほとんどは損切(失敗)に終わるでしょう。
しかし、破滅しない範囲で挑戦を続けていれば、
いつか細かい損切りを帳消しにするような利食い(成功)ができるものなのです。

リスクを恐れずに果敢に挑戦したものだけが、結果的に大きな利益を得られる。
痛い目を覚悟して、そこを通り抜けてきたものだけが、ご褒美を得られる。

相場も人生と同様のシステムでできています。

だから相場でも破滅しない範囲で失敗をどんどんして、
その先にある成功をつかんでください。


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