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社民・重野幹事長 選挙で再任

2月25日 17時59分

社民・重野幹事長 選挙で再任
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社民党の党大会は、最終日の25日、新しい執行部人事が行われ、幹事長の人事を巡って調整がつかなかったことから、社会党から党名を変更して以来、初めてとなる地方組織の代表による選挙が行われた結果、重野幹事長が再任されました。

社民党の党大会は、最終日の25日、新しい執行部人事が行われ、照屋国会対策委員長と阿部政策審議会長の再任が決まりました。
しかし、新しい幹事長の人事を巡って調整がつかなかったことから、福島党首が推す重野幹事長と、党勢の回復のためには幹事長の交代が必要だとする服部国会対策副委員長との間で、社会党から党名を変更して以来初めてとなる地方組織の代表による選挙が行われました。
その結果、重野氏が173票、服部氏が57票で、重野氏が再任されました。
重野氏は、衆議院大分2区選出の当選3回。
国会対策委員長などを経て、平成19年から幹事長を務めています。
また党大会では、次の衆議院選挙で、前回獲得した7議席以上、比例代表で400万票以上の獲得を目指すことや、かつて連立政権を組んだ民主党や国民新党の地方組織との間で、政策合意を前提に衆議院選挙の選挙協力の検討を進めるなどとした「闘争方針」が採択されました。

福島党首“党一丸確認できた”

社民党の福島党首は、記者会見で、「幹事長人事は、無投票で決まるのも選挙を戦って決まるのも、両方メリットがある。どちらにしても党大会で、社民党として一丸となって頑張っていくということが確認されたのでよかった」と述べました。
また、福島氏は、大阪市の橋下市長らが次の衆議院選挙で擁立する候補者を養成することなどを目的に政治塾を開講することに関連して、「若い人たちには社会民主主義的な人も多いのに、新自由主義的な色彩の強い政治塾しかないのは問題だ。政治塾を作り、次の衆議院選挙などの候補者擁立にもつなげていきたい」と述べ、みずからが主宰する政治塾を早期に発足させる考えを示しました。