原発事故で広がった放射性物質を取り除く「除染」について、効果的な方法などの情報を発信したり、一般の人からの相談に応じたりする施設「除染情報プラザ」が福島市に設けられ、25日から業務を始めました。
「除染情報プラザ」は、環境省と福島県が先月20日に福島市に設置し、25日から一般の人向けに除染に関する情報の提供や相談の業務を始めました。
住宅などの除染に必要な放射線量の測定器や高圧洗浄機などの機器が展示され、効果的な除染方法をまとめた国や県の手引き書なども用意されています。
相談窓口も設けられ、専門家から住宅などの除染を個人で行うためのアドバイスも受けられます。
施設を訪れた福島市の男性は「放射線量が高い地区に住んでいるので除染には関心があります。行政などが除染をどう進めているのか知りたいと思って来ました」と話していました。
環境省の除染推進チームの森谷賢チーム長は「福島県民にとって最も関心が高い放射線の問題にどう立ち向かえばいいか、正確な知識を持ってもらえるようにしたい」と話しています。
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