お茶の放射線新基準と風評について
お茶の牧農園 店長の鈴木です
4月から、緑茶の放射線の基準がより厳しくなります。飲用茶の状態で10ベクレル/Lと水道水と同じレベルとなります。今までは、リーフ茶(荒茶)の状態で調べていましが4月からは、より実際にあわせた基準になります。
お茶は飲むものだから、実際に消費者が消費する状態で検査するのは自然なことだと思います。また、抹茶などの直接飲用したり食べたりするお茶に関しては、新基準の100ベクレル/Kgの基準になります。抹茶は、抹茶アイスや抹茶スイーツに広く使われているので、お茶自体の安全性もより厳しくなります。
風評被害に関しては、茶業界も積極的に情報を提供していかなかった点もあったと思います。でも、消費者も不安を煽る誤った情報に翻弄されていることもあると思っています。もうすぐ震災から1年が経ち、放射線に関しては情報が正確に伝達されたり、理解されるようになってきたと思います。今まで経験したことのない驚異にさらされて、不安を覚えるのは当たり前のことだと思いますが、これからも放射線のことを正しく理解して、むやみに恐れることなく、立ち向かっていくしか方法は無いと思っています。そのためにも、お茶に関しての放射線の情報を提供して、お茶の安全性を確認していってもらいたいと思っています。
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