野田佳彦首相は24日、内閣記者会のインタビューで、前原誠司政調会長が産経新聞記者の記者会見出席を拒否した問題について「前原氏は他の政治家よりも説明責任を果たしているタイプだ。党役員の記者会見のやり方は任せている」と述べ、問題視しない考えを示した。藤村修官房長官は同日の記者会見で「お互いに事実を重んじ、信頼と節度を保つべきことだ」と語った。
一方、民主党の樽床伸二幹事長代行は24日の記者会見で「なぜこうなるのか、理解に苦しむ。自分の取った行動に対して賛成も反対も受け入れるのが政治家のスタンスだ」と指摘。自民党の大島理森副総裁は同日、前原氏が自身を「言うだけ番長」などとした産経新聞記事に抗議したことについて、記者団に「『俺も番長になったか』というぐらいの度量を持つことが、与党の政策責任者の構えではないか」と皮肉った。【光田宗義】
毎日新聞 2012年2月24日 21時07分(最終更新 2月24日 21時51分)
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