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学校の放射線量測定システム運用

2月21日 18時13分

福島県内の小学校や公園など、子どもたちがよく立ち寄る場所2700か所の放射線量を測定し、リアルタイムで公開するシステムの運用が21日から始まり、文部科学省のホームページで公開されています。

このシステムは、原発事故で福島県内の放射線量が通常よりも高くなり、被ばくへの不安を訴える人が多いことから、特に子どもがよく立ち寄る場所について、いつでも最新の放射線量を把握できるようにするため、文部科学省が導入しました。
福島県内の小学校や公園など2700か所に測定器を設置し、得られた放射線量のデータを、文部科学省のホームページで21日から公開しています。
例えば、ホームページの地図上で福島市を選択すると、福島市内の368の観測地点の名前と放射線量の一覧が表示されます。
さらに、具体的な地名をクリックすると詳細な地図とともに、その地点の放射線量の10分間の平均値や、放射線量の変化が分かるグラフを見ることができます。
文部科学省は、高い値が検出されないか放射線量の監視にも活用する考えで、「住民の不安解消に少しでも役立てば」と話しています。
このシステムは、去年10月から運用を始める予定でしたが、当初、設置したシステムが予定通りに動かず、4か月遅れでの運用開始となりました。