中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

国内組新戦力不発でも ザック監督「想定内」

2012年2月25日 紙面から

◇キリン・チャレンジカップ 日本3−1アイスランド

 温和な顔で、ザッケローニ監督が会見場にやってきた。「選手には『2012年、勝ってスタートしよう』と話し、その通り勝って終われた。試合中に『できない』と私が思ったことはフィジカルコンディションが要因。想定内だった」。国内組だけで今年初戦を勝ち、安心したようだった。

 とはいうものの、海外組が合流するウズベキスタン戦(29日)に向け、“新戦力”はアピール不足だった。先発した柏木、大久保は精彩を欠いた。後半途中から出場した石川も、ザッケローニ監督が期待していたほどのプレーは見せられなかった。指揮官自身が「良かったのは前半30分から後半30分」と語ったように、リズムが出てきたのは後半開始から中村、初出場となった田中が投入されてから。その田中について監督は「私の要求を早くのみ込んでくれた。ゴールに近ければ近いほどその力を発揮するのではないか」と評価したものの、ウズベキスタン戦のメンバーに残留できるかどうかは微妙なところだ。

 招集レターを送っている19歳の宮市(ボルトン)ら海外組を含めたメンバー発表は25日。「学校に例えると、宿題をどうやり、どうできたのかを見る。きょうはフィジカル面が良くないことは分かっていたし、今の状態でも(選手の力を)測ることはできる」。見極めを終えたザッケローニ監督の決断に注目だ。 (関陽一郎)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ