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【サッカー】

槙野代表初ゴール 長友へ挑戦状

2012年2月25日 紙面から

日本―アイスランド 後半、チーム3点目のゴールを決め、喜ぶ槙野=長居陸上競技場で(沢田将人撮影)

写真

◇キリン・チャレンジカップ 日本3−1アイスランド

(24日・長居陸上競技場)

 ▽観衆42579人

 サッカーの日本代表は24日、大阪・長居陸上競技場で行われた国際親善試合のキリン・チャレンジカップでアイスランド代表と対戦し、3−1で白星を飾った。国内組だけで臨んだ2012年初戦。試合開始早々にFW前田遼一(30)=磐田=が先制ゴールを決め、後半にはMF藤本淳吾(27)=名古屋=、DF槙野智章(24)=浦和=が追加点を奪って、代表での定位置奪取へ大きくアピールした。日本代表は29日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選最終戦のウズベキスタン戦(豊田)に挑む。 

 待ちに待った代表初ゴールなのに得意のパフォーマンスが出てこない。「いやー。パフォーマンス考えてなくてもゴールって取れるもんなんですね」。槙野は笑顔で振り返った。

 ドイツのケルン移籍までこだわってきたセンターバック(CB)ではなく左サイドバック(SB)でのスタメン出場。そして、前半2分に前田のゴールをアシストし、後半8分には藤本の追加点の起点になった。さらに34分には中村のFKをボレーで狙い、こぼれ球を自ら押し込んで代表初ゴール。味方の3得点すべてに絡み、最後は後半ロスタイムに、相手FWヨハンソンを倒してPKを献上。「3点、いや4点全部に絡みましたね」と苦笑いを浮かべた。

 ザッケローニ監督からも「試合開始から攻撃に参加していた。ゴールも取ったし、及第点以上」という評価を受けた。上々の内容だったが、槙野は満足していない。「左SBにはインテルでプレーしている長友がいますから。運動量、攻撃力…。今はすべてが彼に劣ってると思う。何が足りないのか。どうすればインテルでプレーしている選手を追い越せるのか、これから考えたい」。自ら代表でのポジションを左SBに定め、長友に挑戦状をたたきつけた。

 昨年10月のベトナム戦ではSBで出場したものの、全身疲労で途中交代。「ドイツにいって自分はCBよりSBの方が売っていけると感じた。上下とかキツイけど、このチームは走ればボールが来る。体作りも見直した」と、この試合は90分間フルに走り続けた。この試合での背番号は長友がいつも付けている「5」。不動の左SBといわれる長友からポジションを奪うという槙野の野望はこの日からスタートした。 (荒川敬則)

 

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