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【プロ野球】

熱いぜ攻めセコイぜ!? 中畑監督が「セコイ野球」でG倒

2012年2月25日 紙面から

巨人とのオープン戦前日、自転車に乗るDeNAの中畑監督=沖縄県宜野湾市で

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 スローガンは熱いぜ改めセコイぜ!? DeNAの中畑清監督(58)は24日、球団初のオープン戦となる25日の巨人戦を前に「セコイぜ野球」でのG倒を宣言した。

 強者に戦うすべを真剣に考えた。この日、宜野湾市内の宿舎で取材に応じた中畑監督は準備してきた言葉を口にした。「オレの野球は…」と切り出すとしばしの沈黙。そして報道陣を見渡すと一気にまくし立てた。「こう見えてもオレ、セコイじゃん。セコイぜ野球!!」。意外なスローガンを恥ずかしそうに話した。

 戦力が充実する原・巨人の足もとをすくうには小技は必至。そこで中畑監督が描く「セコイぜ野球」の青写真は3点だ。

 <1>機動力の駆使 スタメンには1番・荒波、2番・渡辺直、3番・石川の俊足トリオを配置。中畑監督が「機動力というのは(相手が)防ぎきれないところがある」と胸を張るように、練習試合5試合で12盗塁の足攻を存分に見せつける。

 <2>内角球にも逃げず死球にする行動力 中畑監督が「そういうのいいね」とニヤリとするのが、当たってでも塁に出るという執念。元広島監督の達川光男氏のように、死球でない球も「かすった」と球審にアピールしてでも塁を奪え−という狙いだ。

 <3>投手陣に求めるのは粘り強さ 「フルカウントからも粘り強い投球をしてほしい。集中力、執念がどれだけ勝っているかだ」と中畑監督。16日の日本ハム戦、23日の起亜戦の練習試合で各9失点の投手陣に無駄な失点を防ぐように厳命した。

 現役時代を捧げた古巣との一戦。中畑監督は「Gのマークには特別な意識をもって戦いたい。セコイ野球が巨人戦には必要。スキを狙う」とセコイぜ野球の必要性を強調した。果たしてオープン戦とはいえ、ひと泡吹かせることができるのか。乞うご期待だ。

  (後藤慎一)

 

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