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2011年6月16日放送
震災からの復興 宮城・南三陸町の57歳の男性が支援物資の配達を続けています。
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復興に向けて、「次」へ動き出す人や企業に焦点を当てて、シリーズでお伝えします。
宮城・南三陸町の57歳の男性が、被災者に本当に必要なものを届けたいと、支援物資の配達を続けています。
復興に向けて、「次」へ動き出す人や企業に焦点を当てて、シリーズでお伝えします。
宮城・南三陸町の57歳の男性が、被災者に本当に必要なものを届けたいと、支援物資の配達を続けています。
がれきの処理を行う重機の音が響く宮城・南三陸町。
段ボールで次々に届けられる支援物資。
衣類やせっけんなど、生活必需品などが集まってきている。
この支援物資を被災者に配達しているのが、三浦保志さん(57)。
三浦さんは、インターネットを使って、必要な物資を全国から調達し、物資が十分に行き渡らない小さな集落などに、自分の車で配達するボランティアに奔走している。
三浦さんは「こういう時こそ頑張んなきゃね。踏ん張らなきゃ、どうしようもないじゃないですか」と語った。
三浦さんは、南三陸町で3代続く鮮魚店を営んでいたが、津波で3階建ての建物は、骨組みを残してすべて流されてしまった。
今は、高台にある兄の家に避難している。
震災後、三浦さんが掲げたのが「ふんばれ南三陸町」の手作りの看板だった。
「町の人たちに何かできないか」という思いから始めたのが、このボランティアだった。
避難所では、リクエストがあった物資以外にも、フリーマーケット形式で欲しいものを選んでもらう。
被災者は「孫のおもちゃもらいました。おかげさまで」と語った。
また、ある被災者は、三浦さんに「女物の草履が欲しい、スリッパ」と欲しい物をリクエストしていた。
これまで、生活用品の要望が多かったが、6月に入ってから、ある変化があったという。
南三陸町では震災以来、水が出ない状態が続いていて、家から離れた川に行って洗濯をする人もいた。
しかし、復旧作業で、町のおよそ7%の地域で水道が復旧した。
この復旧の動きを受けて、「洗濯機が欲しい」というリクエストも出始めているという。
三浦さんが、避難所に新品の洗濯機を届けると、喜ぶ被災者。
これを見た三浦さんにも、自然と笑みがこぼれた。
この日はもう1つ、うれしい出来事があった。
三浦さんの誕生日を祝うケーキを贈られ、突然のサプライズに涙が流れた。
三浦さんは「早く町を復興させたいですね。誰かがやんなきゃね」と語った。
「町が復興し、また多くの人に魚を届けたい」という思いを胸に、町の復興のため、三浦さんは走り続ける。
(取材:
仙台放送
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