在日韓国民団新団長に呉公太氏

 在日本大韓民国民団(民団)は23日、新しい団長に呉公太(オ・ゴンテ)民団中央本部副団長(65)を選出した、と発表した。任期は2015年までの3年間となる。

 呉氏はこの日、東京都内のホテルオークラで行われた第52回定期中央大会兼団長選挙で、381票を獲得し、金昌植(キム・チャンシク)監察委員長(74)=141票=を破って新団長に当選した。呉氏は1970年以降、長野県諏訪市の民団支部文教課長や長野韓国青年商工会長、民団長野県本部宣伝部長などを務め、2005-06年には同本部団長を務めた。また、06年からは民団中央本部副団長を務めてきた。このほか、東京韓国学校の理事長も兼任している。

 呉氏は選挙後に行った記者会見で「在日韓国人の地方参政権獲得を求める運動は壁にぶち当たっている。これを克服するため、特別永住者がまず参政権を獲得することを含め、運動の方法を再検討する必要がある」と述べた。また「日本で生活していく以上、日本の敵になってはならない」と語った。民団は今月22日に行われた第66回定期中央委員会で、綱領に「日本の地域社会の発展に貢献する」という文言を追加し、日本国籍を取得した韓国系住民も民団支部の団長などを務められるよう規約を改正した。一方、団長選挙と同時に行われた議長選挙では金漢翊(キム・ハンサン)元民団大阪府本部団長(75)が、監察委員長には韓在銀(ハン・ジェウン)民団中央本部副団長(69)が選出された。

東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
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