東工大研究員がデータ捏造 論文、特許取り下げへ東京工業大は24日、中国人研究員(35)が炭素原子などの触媒を使った燃料電池の研究で、2年以上にわたってデータを捏造するなど不正を行っていたと発表した。関係する三つの論文と、二つの特許出願を取り下げる方針で、研究員らの処分を検討している。 研究員は大学の調査に対し「世界的な競争の中、いいデータを出そうと捏造してしまった」と不正を認めているという。 東工大によると、この研究員は2009年7月から、データを改ざんしたり、性能を高く見せ掛けるため不正な細工をしたりしていた。論文は、10~11年に米国などの科学誌に掲載された。 【共同通信】
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