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原発事故後対策 “おおむね適切”

2月24日 23時28分

東京電力福島第一原子力発電所の事故後の安全対策について、国の原子力安全・保安院は、今月、法律に基づく保安検査を行った結果、おおむね適切だったと評価したことを明らかにしました。

保安検査は、福島第一原発の安全に関わる施設や設備などが、適切に維持管理されているか確認するため、原子力安全・保安院が今月6日から24日まで、およそ3週間にわたって行いました。
検査では、冷温停止状態の維持に必要な原子炉の冷却装置など7つの設備について、国の検査官が現場を確認するとともに、施設の運転状態の監視が、手順どおり行われているかなどをチェックしました。
その結果、今月、原子炉の温度上昇が問題となった2号機で、注水量を変更した際、必要な通知が文書でされていないなど、一部で不十分な対応が見つかりましたが、保安院は、安全に関わる問題はなく、「おおむね適切だった」と評価したことを明らかにしました。
保安院は今後、2週間程度で最終的な評価結果をまとめることにしています。