海外の土地をおさえろ──。途上国を舞台に、土地争奪(land grab)の動きが加速しつつある。人口爆発や気候変動にともなう水や食料不足への危機感が背景だ。外国からの「投資」を歓迎する国も少なくないが、みずからの国土に他国が手を出すことへの抵抗感も根強く、さまざまな摩擦を生む火種をはらんでいる。
[Part1]
北海道の森林が香港の資本に買われた。買い手は? 目的は?
[Part1]
近未来の危機感が「土地」に走らせる
[Part2]
「新植民地主義」につながる、との警鐘も
[Part3]
土地争奪では問題を解決できない/ラジェンドラ・パチャウリ IPCC議長
[Part4]
農地投資は受け入れ国の利益になる/ハフェズ・ガネム FAO経済社会開発局長
[Part1]
明か暗か。翻弄されるアフリカ
[Part2]
「国策」バックに攻める企業
[Part3]
13億人を支えるアフリカの大地
[Part4]
国内の農業に水は使わせない
[Part1]
政府は国際ルールづくりに活路
[Part2]
市民出資の会社が南米で農地獲得
[Part3]
モザンビークで農業支援の試み
[Part4]
投資国と受け入れ国に「揺り戻し」の動きも
[Part5]
食料輸入国の日本より、国際機関がルールづくりを/アショク・グラティ 国際食糧政策研究所(IFPRI)アジア局長
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