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「ラテアート」全国大会

2月24日 20時25分

「ラテアート」全国大会
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コーヒーの表面にミルクを注いで、花や動物などさまざまな絵柄を描く、「ラテアート」と呼ばれる技を競う全国大会が、24日に東京で開かれ、各地のコーヒーショップに勤める若者などが日頃の練習の成果を披露しました。

大会は、国内のコーヒーショップなどで作る団体が3年前から毎年開いているもので、24日は、全国の予選を勝ち抜いた20代から30代の10人の男女が出場しました。
「ラテアート」は、エスプレッソコーヒーの表面にミルクを注いでさまざまな絵柄を描くもので、1990年代にアメリカのシアトルやイタリアのミラノなどで流行し、各地でその技を競う大会が開かれるようになりました。
国内でも、数年前から雑誌でラテアートの方法を解説する特集が組まれるなど、若者を中心に人気が広がっています。
24日の大会では、8分間で3種類のラテアートを2杯ずつ作って、デザインや、注ぎ方の美しさなどが審査されます。
参加者が取り組んだ絵柄は、ハートや葉っぱなどさまざまで、このうち富山市の舘盛いずみさん(23)は、「竜」の絵柄を描きました。
おととしからラテアートを習い始めたという舘盛さんは、この大会に向けて毎日4時間以上、練習を重ねてきたということで、「コーヒーを出したときのお客さんの喜ぶ表情が、ラテアートの魅力です」と話していました。
大会では、京都市のコーヒーショップに勤める大澤直子さん(26)が、「命」をテーマに、さなぎを描いたあとで、ピンを使ってちょうの絵柄に変化させる技を見せ、去年に続いて、2年連続で優勝しました。
大澤さんは「ことし開かれる世界大会でも優勝して、これからもお客さんに喜んでもらえるラテアートを作っていきたい」と話していました。