NHK広島県のニュース 広島放送局
接待などで職員43人を処分
広島県内の国有林整備業をめぐる汚職事件で有罪判決を受けた3人以外に、31人の職員が贈賄側の会社から飲食の接待などを受けていたとして、近畿中国森林管理局はこれらの職員を懲戒処分などとしました。
近畿中国森林管理局によりますと、平成12年4月から去年6月までに、広島森林管理署に在籍した職員合わせて31人が、贈賄などの罪で有罪判決を受けた広島市の木材会社の社長などから飲食の接待などを受けていて、入札の予定価格の大まかな額を、この社長に漏らしていた職員もいたということです。
このうち、広島森林管理署の豊嶋芳夫技術専門官(51)は、飲食の接待を30回受けたうえ、48万円相当の贈り物をもらっていて総額で113万円余りの利益供与を受けていました。
また、藤原勲元業務課係長(44)はおよそ4年間に96回にわたって175万円相当の接待を受けていました。
この2人について森林管理局は利益供与の金額が大きいことから、24日づけで懲戒免職処分としました。
また、接待などを受けていた20人を停職や減給などの懲戒処分にしたほか、9人を訓告や厳重注意とするなど合わせて31人を処分しました。
さらに処分を受けた職員の上司12人についても減給や戒告などの処分を行いました。
近畿中国森林管理局では「国民の信頼を著しく損ない、改めておわび申し上げます。職員一丸となって再発防止に全力をあげます」とコメントしています。
02月24日 20時42分
広島県のニュース
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