'12/2/24
旧市民球場、解体終わる
旧広島市民球場(中区)の解体工事が終わった。保存するライトスタンドの一部だけが残り、市中心部に広大な更地が現れた。市が28日に現地検査し、解体手続きが完了する。
跡地は約2・4ヘクタール。残ったライトスタンド(幅約35メートル、高さ約6メートル)を含めた活用策について、市の跡地委員会が議論している。市は跡地委の検討結果を踏まえ、2012年度末までに活用策を決める。
市は12年度当初予算案に整地費用など2千万円を計上。13年春の全国菓子大博覧会の会場や、新たな活用が始まるまで公園として暫定利用するための作業を進める方針でいる。
【写真説明】保存するライトスタンドの一部を残し、解体工事が終わった旧広島市民球場(撮影・高橋洋史)