筑紫 韓国と日本との問題を含めて質問がありますか?
田丸 みなさん元気良くもう一度!
筑紫 じゃあ、そっちどうぞ。
質問者(男) あのー、大統領にお聞きしたいのですが、私も北朝鮮の問題で本当に大統領の気持ちがですね、あの、我々にはよく分かるんですよ。大統領が平和的な解決をしたいというのが分かるんですが、いろいろテレビ報道を見ていてですね、本当に平和的な解決が出来るのかな、というような心配をするんですね。その点、大統領の考えをお聞きしたいと。そのために世界各国がですね、大統領の気持ちを充分汲んでいただいて、平和的な解決をしていただきたいというふうに考えております。
盧大統領 用意周到な人はすべての不幸に対し、あらかじめ予測をしたり、あるいは備える人であると思います。よって、不幸な舞台について常に考え、備えるということ、引き続き、話していくこと、促していくこと、大事ではありますがその一方ではそういったような不幸な事態が発生しないような最善の努力をしていくことが大事です。そうすることで不幸な事態が発生した際にどういった対応をするのか、ということについて話すよりは、不幸な事態をあらかじめ予防するための努力が大事です。
もちろん不幸な事態が発生した際の備えも大事です。北朝鮮が対話の相手となりうるかということにつきまして関連してお話しを申し上げますと、昨年度におきましては15,000人が北朝鮮を訪問しました。彼らは話し合いで問題は解決でき、また南北間の協力関係を組んでいくことも可能であると信じている人々です。先般、アメリカのウェルドン下院議員を含む議員らが北朝鮮を訪問しました。彼らは話し合いによる解決が可能だという答えを持って帰りました。多くの人々が北朝鮮を訪問しますが、彼らはほとんどが話し合いを通じて南北関係の解決が可能だという答えを出しています。
常に利害関係があり、また、国家間の自尊心、プライドがありますので、簡単に出会い、また、簡単に合意に至ることは難しいかもしれませんが、我々が、平和だけは守らなければならない、戦争はいけないという前提のもとで協力をしていけば、結局対話をもって解決していくことは可能です。北朝鮮が常識にそぐわないような様々な行為をやっておりますけれども、彼らもそれなりの考えを持っていることでしょう。うまくやり遂げていきます。小泉総理大臣に、また、中国の指導者、アメリカの指導者と共にお互いに協力し合い、この問題は必ず平和的に解決していきます。心配なさらないで下さい。
田丸 では、もう一度大阪に聞いてみましょう。MBSの加藤さん。
加藤アナ(大阪) はい、それでは、日本、韓国、取り組むべき課題というのはいろいろあると思うんですが、再び質問を聞いていきましょう。質問です、はい、どうぞ。
では、リ・マナブさん。
質問者(男) 大統領、北朝鮮問題の解決に向けましてですね、韓国大統領として我々在日同胞に期待される事があれば是非聞かせて欲しい、あるいはどのような役割を担うべきか、もしお考えがあればお聞かせください。
盧大統領 日本に住んでいらっしゃる韓国人の同胞たちだけの事ではないと思います。日本国民、そして韓国国民すべてがこの問題に対して深く考え、そしてまた責任を共有しなければなりません。多くの人々がこれからどうなるか、といった質問をします。そしてこのような悪い事態にはどう対応するのか、という質問をしていきます。しかしながら私はこの時期に危険な状況に追い込まれないようにするためには、どうなるかということを予測するよりは、そのような不幸な事態にならないように一緒に努力をしなければならないといます。
私は政治をしている人のなすべき事は、予測も重要でありますが予測だけでは足りず、新たな状況をつくり出すために努力をし、そして方向を示し、また国民とともに歩んでいかなければならないと思います。私は国民のみなさまに申し上げたいことは、我々は未来を予測することばかりせずに、新たな未来を一緒につくっていきましょう。そしてつくっていくことができます。歴史は人の意志によってつくられるものです。従ってみなさまが意志を持って進んでいけばいいと思います。