報道特集スペシャル「百人百熱」 韓国・盧武鉉大統領 本音で直接対話 韓国の盧武鉉大統領と市民の対話を読む
挨拶

筑紫 韓国で生まれた新しい大統領をお迎えして市民との直接対話が実現しました。こうやってお迎えするのはアメリカのクリントン大統領、中国の朱鎔基に続いて3人目です。戦後生まれの新世代大統領といわれるように、韓国で若者達の圧倒的な支持で当選したというわけです。というわけで、スタジオには日本の若者を代表して草なぎ剛さんに参加してもらいました。草なぎさんはご存知のように、韓国語ハングルをマスターして日韓の若者の交流を精力的に進めている方です。どうぞよろしくお願いします。

草なぎ お役にたてるかどうか、一生懸命がんばります。

筑紫 それでは早速ご紹介します。大韓民国大統領・盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんです。

アナウンス 地雷だらけの訪問。今回の訪日をそう呼ぶ声もありました。有事関連法の成立が日韓関係がギクシャクしかねないタイミングにも関わらず、盧大統領は日本の地を踏みました。賭けともいえる訪日で目指すのは、韓国と日本の未来思考の合意。自分の信念に忠実であることを貫いてきた盧武鉉大統領が今、新たな挑戦として日本の市民100人と本音で向き合おうとしています。

(100人の参加者 大拍手)

(筑紫〜握手で迎えて指定の立ち位置へ案内)

筑紫 それでは大統領、早速最初のごあいさつをお願いします。

盧大統領 日本国民の皆様、お会いできて嬉しく思います。私は今回の日本訪問を嬉しく終了しました。私が到着した時、多くの日本の方々が温かく迎えて下さると同時によい天気でむかえられました。韓国の国民と日本国民には北朝鮮の核問題で私達の平和を砕くのではないかという心配がありました。小泉首相と会談した結果、平和的に解決できると思います。韓日両国民にとってよい話だと思います。経済界の方々とも交流し、互いに利益になるような合意が得られました。そして経済だけでなく中国を含む東アジアが繁栄でき、協力できる可能性を感じました。ASEANを含む東アジア全体が共に繁栄していく可能性を模索していくことを決めました。これは韓日だけでなくアジア全体の人々の新しい希望となるでしょう。私を温かくお迎え下さった国民の皆様にお礼を申し上げます。
質問は優しい質問でお願いします。

(拍手)

(盧大統領と草なぎ握手)

田丸 それでは皆さん、お掛け下さい。

(田丸と盧大統領握手)