主な適応疾患としては肝細胞癌を始めとして、胆管細胞癌・肝血管腫などがある。
肝予備能が保たれていることが適応条件として重要である。肝予備能の検査にはICG試験をはじめ凝固能やOGTTが利 用される。
肝切除に関してはICG値が40%以上では核出術のみ、30%以上で部分切除、20%以上で亜区域切除、10%以上で右1区域も しくは肝左葉切除、10%未満で複数の区域切除が可能とされる。
単発性のガンで明らかなリンパ節転移や胆道・血管への浸潤を欠くことが適応条件となる。
肝鎌状間膜の左外側を切除する。
ICG値が20%以上の場合には適応除外となる。
Akimichi Tatsukawa