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2012年2月24日18時8分

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原発作業員の死亡、労災と認定 事故収束作業で初

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 東京電力福島第一原子力発電所の収束作業中に男性作業員が心筋梗塞(しんきんこうそく)で死亡したのは、短期間の過重な業務で身体に負荷がかかったためなどとして、横浜南労働基準監督署が労働災害と認定したことが24日、分かった。同原発の事故収束作業をめぐる労災認定は初めてという。

 作業員は、静岡県御前崎市池新田、配管工大角(おおすみ)信勝さん(当時60)。タイ国籍の妻カニカさん(53)が昨年7月、労災を申請していた。カニカさんは朝日新聞の取材に対し、「認定が出たらお葬式をしてあげたい。同じような犠牲者が出ないで欲しい」などと話していた。

 労基署への申立書によると、大角さんは、東芝の4次下請けに当たる建設会社(御前崎市)に臨時雇用された。昨年5月13日から同原発の集中廃棄物処理施設内で、高濃度汚染水の回収や配管設置工事に従事していた。

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