中国経済、今年ハードランディングの可能性=政府系シンクタンク

2012年 02月 22日 19:51 JST
 
check

[北京 22日 ロイター] 中国の政府系シンクタンク、経済体制改革研究会(CSER)のシニアエコノミストは、不動産セクターの不振や世界的な需要鈍化により、国内経済は今年ハードランディングに陥るとの見通しを示した。

CSERのShi Xiaomin副代表は、景気は鈍化しているだけでなく、過剰投資に悩まされており、政府の選択肢を制約していると指摘。「内外需の緩みにより(年間の)国内総生産(GDP)伸び率は8%を下回って、おそらく6―7%となり、ハードランディングの可能性もある」と述べた。

「より懸念されるのは、景気鈍化が経済の総合的な効率性の急低下とあいまって起こることだ」とし、今年後半か来年にデフレに陥る可能性もあると指摘した。

CSERは国家発展改革委員会(NDRC)傘下にある。

写真

震災から1年、「需要減少」3割

東日本大震災から間もなく1年。企業の9割が供給力を取り戻したが、需要の回復は遅れていることが調査で明らかになった。
  記事の全文 | 特集ページ 

2月22日、中国の政府系シンクタンク、経済体制改革研究会(CSER)のシニアエコノミストは、不動産セクターの不振や世界的な需要鈍化により、国内経済は今年ハードランディングに陥るとの見通しを示した。北京で2010年11月撮影(2012年 ロイター/Petar Kujundzic)
写真
未曾有の大震災から1年を迎えますが、あなたの生活に与えた「最も大きな変化」を教えてください。


原発や海岸線から離れた場所へ引っ越した
海外に移住した(または真剣に検討中)
反原発運動に参加するようになった
結婚・再婚・婚約した
自宅で家族と過ごす時間が増えた
近所の人との交流が増えた
義援金や救援物資を被災地へ送るようになった
東日本への旅行・名産品の購入を増やした
東日本への旅行・名産品の購入を減らした
節電を心がけるようになった
通勤手段を自転車や徒歩に変えた
テレビ・新聞よりネットの情報を頼るようになった
無駄遣いやぜいたく品の購入をしなくなった
その他・とくに変わらない
写真
松に願う復興

岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松が、10日発足した復興庁の看板に使われた。あまりにも遅い発足だが、一日も早い復旧・復興への決意が松に込められたと信じたい。  ブログ