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低評価のドラ1隼太に虎OB「迷って行けよ、行けば分かるさ」

2012年02月24日
スポーツ

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【プロ野球】阪神期待の黄金ルーキー、ドラフト1位の伊藤隼太外野手(22=慶大)に他球団から厳しい評価が相次いでいる。「怖さがない」「存在感がない」——。ところが、虎OBからは、この状況を受けても伊藤隼に対して「どんどん失敗せよ」との声が出ている。
 入団時から鳥谷以来の逸材と騒がれてきた伊藤隼だが、プロの第一歩を踏み出した春季キャンプでは期待通りの結果を残せていない。17日のシート打撃では送りバントを失敗するなど凡ミスを連発。さらに右手首痛の影響で18日のオリックスとの練習試合は欠場し、19日の巨人とのオープン戦も代走で出場するにとどまった。21日から打撃練習を再開したが、47スイングで安打性の当たりは14本にとどまった。
 この現状に他球団は早くもノーマークムード。ある球団のスコアラーが「怖さは感じない」と言い切れば、別のチームの007は「存在感がない」とバッサリ。「(打撃フォームを何度も修正するなど)迷ってくれるのはありがたい。我々にとっていいこと」との声も飛び交った。伊藤隼にしてみればドラフト1位の名にかけて絶対に巻き返したいところだ。
 もっとも、身内とも言うべき阪神OBは伊藤隼にこうアドバイスする。「失敗をたくさんすればいいんだ。どんどん失敗して道を迷ったらいい。大いに迷え、大いに悩めとね」。この言葉の裏にあるのは「失敗は成功のもと」という金言だ。新人のプレッシャーは誰にでもある。人気球団の黄金ルーキーとなればなおさらのこと。過去にドラフト1位で阪神に入団したOBも自らの経験を踏まえて「有形無形のプレッシャーは感じるけど不安を払拭するのは練習しかない。そこで失敗を恐れる余り、プレーが小さくなる方がいけない」と話した。
 なかなか前評判通りといかない伊藤隼だが、そのポテンシャルは確実に上がっているはず。「迷って行けよ、行けば分かるさ」と虎OB諸氏は応援している。

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