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坂口氏がプロレス界に緊急提言「日本プロレス界の隆盛の復活を望みたい」

2012年02月23日
スポーツ

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<坂口氏がプロレス界に緊急提言(2)>

——その中心となる新日プロは3月に創立40周年を迎えます。親会社がユークスから木谷高明社長(51)率いるブシロードに代わり飛躍が期待されている

坂口:6年前、一番苦しい時代にユークスさんにお世話になった。そして今回ブシロードさんにお世話になることになった。木谷社長の構想通り、3〜5年で昔の全盛時の新日本になっていくんじゃないか。この転機にもう一度、新日本とは言わず、日本プロレス界の隆盛の復活を望みたい。

——坂口さんが新日本の社長を退いた時、会社の借金は1億〜2億円ぐらいと聞く。なぜ業績が悪化したのか

坂口:自分が考える原因としては主力選手の退団と主力選手の総合格闘技への挑戦の失敗で、新日本のファンが去って行った。またテレビのプロレス放映の衰退の影響もある。新日本が悪くなれば当然、他団体にも影響し始め、業界全体が下降線をたどっていった。

——新日プロが上昇気流に乗れば、業界全体も活気づく

坂口:木谷社長は、来年は東京ドームを満員にすると言われた。24年前、ドームを猪木さんがやるって言った時、社員全員が本当に「え?」って誰一人賛成しないような状況だった。当時、新日本もきつい時で後楽園ホールも満員にならないような状態だった。でも猪木さんがやろうって言えば、みんなでやりましょうって会社が一丸となって成功した。もう一度、盛況にしたい。

——12日の大阪大会ではオカダ・カズチカが新IWGPヘビー級王者になった

坂口:米国修行に行く前、よく会場なんかで見てたけどおとなしい子だったよね。でも性格はよさそうで何回か飯にも連れて行ったりした。背もあるし、若者らしいいい顔してる。“レインメーカー”になるように頑張ってもらわなくちゃいけない。

——最後にひと言

坂口:俺の人生はいろんな人に助けられてきた。45年もどっぷりと漬かったプロレス界に対して最後、何か恩返ししたい。やるんだったら、みんなが喜んでくれて活気づくこと。そういうことをやってやりたいと思う。

☆さかぐち・せいじ=1942年2月17日、福岡・久留米市出身。幼少から柔道で活躍。明治大学卒業後、旭化成に入社し、65年全日本選手権で優勝。67年、日本プロレス入門。73年に新日プロに合流。北米タッグ、北米ヘビー級王座などを奪取し「世界の荒鷲」の異名を取る。89年、新日プロ社長に就任し、東京ドーム大会やG1クライマックスを成功させ黄金時代に導く。90年現役引退。同社会長、CEO職を経て現在、同社相談役。次男は人気俳優の坂口憲二。全盛期は身長196センチ、体重125キロ

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