Appleの元エンジニア、スティーブ・パールマン氏が立ち上げたクラウドゲーミングサービス「OnLive」は、Android版アプリが既に約50万件ダウンロードされているという。
OnLiveを使えば、ユーザーはスマートフォンやタブレット端末で家庭用ゲーム機向けのゲームをプレイできる。さらにOnLiveはSony Ericssonの「Xperia Play」など、本格的なゲーマー向けの端末にも対応している。Xperia Playは「プレイステーションフォン」という愛称で呼ばれている端末だ。
「超高速LTEネットワークやより高性能な端末の出現で、Vitaのようなゲーム機が単独で生き延びるのは難しくなっていくだろう」とパールマン氏は語っている。
ソニーはこれまでに日本でVitaを50万台販売している。日本ではVitaは2011年12月に発売された。「米国ではこの先3週間で50万台販売できれば非常に満足だ」とSCEアメリカのトレットン氏。
もしVitaが消費者に受け入れられなかったとしても、残念な結果に終わった携帯型ゲーム機はVitaが初めてではない。
任天堂の最新の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が2011年3月に発売された際も、消費者の反応は鈍かった。販売の不振を受け、同社はその後4カ月もしないうちに3DSの価格を249ドル99セントから80ドルに値下げしている。
Gartnerのガーテンバーグ氏によると、ソニーも値下げを余儀なくされる可能性があるという。「Vitaの両モデルはそれぞれ79ドルか99ドル程度であれば飛ぶように売れるだろう」と同氏。
「これがソニーにとってどれだけ大きな失策か、そしてこれが最後の携帯型ゲーム機になるのではないかということを考えずにはいられない」とさらに同氏は続けている。
copyright (c) 2012 Thomson Reuters. All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はThomson Reutersとの契約の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。
(著作権、商標について)
ロイター・コンテンツは、トムソン・ロイター又はその第三者コンテンツ・プロバイダーの知的財産です。トムソン・ロイターから書面による事前承認を得ることなく、ロイター・コンテンツをコピー、再出版、再配信すること(キャッシング、フレーミング、又はこれらと同等の手段による場合を含む)は明示的に禁止されています。トムソン・ロイターは、コンテンツの誤謬又は遅延、或いはコンテンツに依拠してなされたあらゆる行動に関し一切責任を負いません。 Reuters(ロイター)及びReuters(ロイター)のロゴは、トムソン・ロイター及びその関連会社の商標です。ロイターが提供するその他のメディア・サービスについてお知りになりたい場合は、http://about.reuters.com/media/をご参照ください。