河村たかし名古屋市長は20日の定例記者会見で、旧日本軍による「南京大虐殺」をめぐり「南京事件はなかったのではないか」とした自らの発言について「30万人の一般市民を虐殺したと語り継がれている。(歴史認識を)正すのが私の社会的、政治的使命だ」と述べた。
河村氏は「銃撃事件などに巻き込まれて亡くなった方がいる」と主張し、当時の状況を分析すべきだとした。
中国の「南京大虐殺記念館」館長が「でたらめな話」と批判したことについては「議論が巻き起こるのは良いこと。(中国側も)冷静に受け止めてほしい」と述べた。